ぶどう石

定点観測記録

エースの卒業と真田幸村博

まさか、娘。についてブログを書いた翌日にエースが卒業発表するなんて。

あまりにも突然のことで理解が追いつかなかった。初めは驚きが大きすぎて思考停止していたのだけど、じわじわショックが膨れ上がってきて、発表翌日の金曜の夜は完全に沈んでいた。彼女の卒業の理由についてはさまざまな憶測が飛び交っており、私たちは真相を知ることができないが、彼女のメンタルが限界だったのはおそらく事実だと思われる。

鞘師里保ちゃんはまちがいなくエースだった。私は他の子を推しているが、エースと言ったら鞘師ちゃんしかいない。娘。に興味を持ち始め、鞘師ちゃんを初めて見たとき、今までにいなかったタイプのエースだと感じた。外見は派手ではないが、惹きつけるオーラがあり、エースであることには納得がいった。「Password is0」の鞘師ちゃんは司令官のようでかっこいい。

エースとは、えてして孤独だ。重圧の大きさは計り知れない。彼女は真面目で繊細な印象があったので、一人で抱えていたのだろう。私はそこが悔しかった。もっとメンバーを頼ってほしかった。彼女にしかわからない苦しみはあるに違いないが、吐き出す場所があれば状況は変わっていたのではないか。ほかのメンバーは彼女のことを尊敬しているし、全力でサポートしただろう。エースをメンバーが支える。それがグループだと思う。鞘師ちゃんを見ていて思い起こすのは山田くんである。ほかのメンバーが彼を支え、彼自身もメンバーを信頼しているのがわかる今のJUMPの関係は理想的だと思う。今は個々のメンバーも活躍の場を広げ、山田くんが背負ってきた重圧がやわらいできたように感じる。それでも彼がエースであることに変わりはなくて、グループの中心には彼がいてほしい。それでこそエースである。娘。もそうなってほしかった。誰が悪いわけでもないが、鞘師ちゃんを支える基盤としてはグループがまだ弱かったのかと思うと悔しい。

鞘師ちゃんの今後も娘。の今後も正直心配である。私は彼女がいるモーニング娘。でトップを取ってほしかった。それまでは続けてほしかった。と同時に、フォーメーションダンスでは彼女のダンスの才能を十分に発揮しきれないとも感じていたので、自らのダンススキルを高めるために早々に留学することは必要だとも思っている。何が正解かわからないが、とにかく残り2カ月は悔いなく頑張ってほしい。そして、エースがいなくなったグループをどうしていくか。各分野で秀でたメンバーはいるものの、総合的な力を持つメンバーは現時点では浮かばない。最新曲でいろいろな形を試していたのはこのためだったのかもしれない。どう変化していくのか不安はあるが楽しみでもある。モーニング娘。は変化し続けてきたグループなのだから。私はこれからも彼女たちを見守りたい。

まあそんなふうにもやもやしていたのだが、土曜に友人と「真田幸村博」に行ってすっかり元気になった。大坂の陣から400年になるのを記念して大阪・天王寺で開かれたイベントである。このイベントの開催が決定した後に来年の大河ドラマの主人公が幸村だと発表されたそうで、絶好のタイミングといえる。天王寺もってるな。幸村好きの友人に誘われて行ったのだが、私自身はそれほど歴史に詳しいわけではないので、事前に幸村について予習して臨んだ。予習していったことで一層楽しめた。

飲食ブースで昼間からビールを飲んでいたところ、たまたま隣の席にこのイベントの主催者である偉い方たちが来られて、なぜか私たちは意気投合し、おごってもらった(笑)イベントには私が好きな声優さんが出演することになっていたのだが、その企画の発案者が天王寺区長だと聞かされた。区長自身はその場に居合わせなかったが、偉いおじさまに「人気ある人らしいね」と言われたので、「めちゃくちゃ人気あります!」と2人同時に答えた。友人「この子はファンで」私「はい。10年ファンです!」と言っておいた。そこで、はっとした。正確には10年以上ファンなのだが、よく考えてみると私が10年もファンをやっているのは、この声優さんと伊野尾くんだけである。すげえな、この2人。

そしてお待ちかねの声優さんによるスペシャルステージ。めちゃくちゃよかった。声がよすぎる。これで無料なんていいのだろうか。今年の春にその声優さんが出演する朗読劇を観に行ったときも思ったのだが、人間、好きなものはそんなに変わらないんだなということ。一旦好きになったら、よほどのことがないかぎりずっと好きなんだろうなと。たとえば、担降りしても私は元担のことを嫌いにはならない。一番でなくなっても、やはり特別な目で見続ける。今までいろんなものにハマってきたが、すぐに飽きたものも多い。その中で長く好きでいられるものは、自分にとって本物というか、なくてはならない存在なのだろう。それほど好きなものがあって私は幸せ者だ。

で、やっと本題なのだが、声優さん熱が再燃してしまった。私はこの方を人としてもとても尊敬しており、こんな人と結婚したいとずっと思っている。まだ当分は結婚したくないが、こんな人がいたらこちらから結婚を申し込みたい。どこに行けばそんな人と出会えるのだろう。 話がそれた。帰宅してからこの声優さんのキャラソンを聴き直し、「ぎゃーやっぱりいい声(;_:)」と感動し、今現在この気持ちの高ぶりをどこに持っていけばいいのかわからなくなっている。とりあえず、今までより力を入れて追おうと決めた。根がヲタク気質なので追いたくなるのだ。最近はJUMPと娘。をゆるく追っているくらいだったので、新たな追っかけ対象を見つけてそわそわしている。無理せずほどほどに追いたい。

いつにもまして、とっ散らかった文章になってしまった。自分でも何が書きたいのかよくわからないが、書いて落ち着いたのでよしとする。あとから読み返したら、なんだこれと思いそう。読むほうはいい迷惑ですね。貴重なお時間を頂戴して申し訳ありません。

 

最後に、この声優さんとは諏訪部順一さんのことです。

イベントが終わってからカラオケに行き、うたプリガンダムテニプリの曲を歌って締めくくった。諏訪部さんが声を担当している神宮寺レンくん*1が映るたびに「ぎゃーレンくんかっこいい(;_;)」と騒ぐアラサー女たちであった。

*1:いつも思うのだが、非常にキンプリ感のある名前ですよね

関ジャムのモーニング娘。密着から学んだこと

先日放送された関ジャムにモーニング娘。'15が出演した。ジャニーズとハロプロをこよなく愛する私にとって、大変うれしい出来事であった。立て続けにテレビ番組を賞賛する記事を書いているが、毎日世界に感謝せざるをえない。

村上さんと安田さんとのコラボは素晴らしく、お二人とも本気で挑んで下さって感謝しかない。黄金期の曲ではなく「What is LOVE?」だったのがうれしい。ありがとうございました。メンバーの佐藤優樹(まさき)ちゃん(以下、まーちゃん)が「やしゅだしゃん」と噛んだのをうまく拾ってくれた安田さんの優しさに惚れた。

しかし、コラボ以上に印象に残ったのは娘。に密着した映像である。娘。は上下関係が厳しいことで有名。年齢に関係なく、先に加入した人が先輩であり、必ず敬語を使わなければならない。弁当は先輩から選ぶなど、規律が徹底されている。ほかのメンバーが楽屋に入れるよう、最年少の羽賀朱音ちゃんがドアを押さえてずっと立っていたことにわりと衝撃を受けた。

さらに衝撃的だったのはライブの反省会の様子。前述のまーちゃんが先輩からミスを指摘されるのだが、これがなかなか厳しい。さながら体育会系の部活のよう。娘。のメンバーは普段は先輩後輩関係なく仲がいいので正直驚いた。いつも天真爛漫なまーちゃんがおとなしくなっていて胸が詰まった。私が彼女くらいの年齢だったら泣くかもしれない。それくらいはりつめた空気だった。その後、最も後輩である12期メンバーも注意され、牧野真莉愛ちゃんは悔し涙を流していた。

しかし、これは必要なことなのだろう。仲がいいと、ややもすればなあなあになるおそれがある。注意しあうことがなくなれば、全体のレベルが下がってしまう。けじめをつけているから高いレベルのパフォーマンスを維持できているのだろう。仲の良さと厳しい上下関係は相対立しない。適度な緊張感があるから全員が真剣に取り組み、その結果、グループのレベルは向上する。これについていけない時点で失格だろうし、食らいつく根性のない人はそもそもメンバーに選ばれないだろう。意味のあるタテ社会だから受け継がれているのだと思った。先輩より先に集合しなければならないという伝統はなくしてもいいと思うけど…

舞台裏を見て、モーニング娘。って厳しいんだなと思われた方が多いと思うので、真莉愛ちゃんがリーダーの譜久村聖(みずき)ちゃんについて語った心温まるエピソードを紹介しておく。

メールをしてても、いつもすごい長文で返してくれるんですよ。「さっきほめるの忘れちゃったんだけど」からはじまって、「さっきの牧野ちゃん、歌詞によって表情変えてるところ良かったと思った」って言ってくださったり。 (LoGiRL 2015/4/13)

きちんとほめてくれる先輩って素敵だなあと胸が熱くなった。しっかり見てくれているのがわかる。人をほめることは、誰にでもできることではない。悪いところは注意するが、いいところは評価する。ふくちゃんがリーダーでよかった。優しくて頼もしいリーダーである。

 

普段のメンバーはこんな感じ。みんな無邪気でとってもかわいい。女同士だといろいろドロドロがありがちだが、娘。の子たちはそういうものを感じさせない。そこがいい。

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かっこいい最新シングル曲も観て下さい。このPVは好きすぎて永遠に観ていられる。あまり貼りすぎるのもどうかと思ったので割愛したが、ほかの曲もいいのでぜひ観てほしい。

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スタジオのトークで生田衣梨奈ちゃんと石田亜佑美ちゃんの「スベリーズ」と呼ばれるコンビがおいしかったのが個人的にはとてもうれしかった。二人ともすべりキャラだからスベリーズ。一番好きなコンビで、二人が絡んでくれるだけでテンションが上がる。プライベートでは仲良く、私の画像フォルダには二人のツーショットがわんさかある。

あと、話は変わるが、最近よく、工藤遥ちゃんと伊野尾くんは似ているなと感じる。どちらもその圧倒的なビジュアルを武器に世間に見つかりつつある。上のPVでセンターにいるショートヘアの子が遥ちゃんなのだが、美しすぎやありませんか?言うまでもなく、私は両者の顔に魅了されているうちの一人なのだけど、一瞬にして目を引くビジュアルの持ち主は貴重だし、そういうメンバーがいるのはグループにとっても強みだと思う。

ちなみにすごくどうでもいいが、以前にこんな記事を書いておきながら、あのあと心境が変わって、今は羽賀朱音ちゃんを推している。娘。は本当にみんなかわいくて魅力的なのでまた変わるかもしれない。箱推しと名乗るほうがいいような気もする。今回の番組を通して彼女たちの真摯な姿を目の当たりにし、改めて大好きだなと思った。

KAT-TUNとJUMPの合コンが最高だった件

ザ少年倶楽部プレミアムで、KAT-TUNとJUMPの先輩後輩合コンが開催された。この企画を知ったとき、私は天にも昇る心地になった。少プレのスタッフさんはやはり信頼できる。少プレはいつもツボを押さえた素晴らしい企画をしてくれる、数少ない神番組である。雑誌でたとえるとWiNK UPのようなもの。1時間まるまる濃厚で無駄がなく、月1回の放送でも十分満足できる。いや、このクオリティを保つには月1回くらいでちょうどいいのだろう。

この番組にはゲストでよくJUMPが出る。前回の7との座談会はほっこりしておもしろかった。絨毯にじかに座るというリラックスした雰囲気で、ほかの番組ではなかなか見られない光景であった。

今回の合コンのメンバーは嵐にしやがれに出演したメンバー*1で、KAT-TUN4人に対し、JUMP5人。一人余るということに鈍感な私は途中まで気づかなかった。最後にKAT-TUNメンバーが気に入ったJUMPメンバーを指名し、指名された側がオーケーすればカップル成立となり、カップルシートへ移動する。カップル成立って。参考のために座席表を載せておく。

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結果として、田口さん裕翔くん、上田さん髙木くん、中丸さん薮くんのカップルが誕生した。対面した相手になっている。亀梨さんはというと、本命と思われた伊野尾くんではなく圭人くんを指名し、あえなくフラれた(笑)あのやさしい圭人が振るなんて。理由は田口くんが好きだからだそう。昔よく遊んでたんだっけ。そして、まさかの残り物となった伊野尾くんだが、うまくKAT-TUNにかみついてオチを付けた。いやあ本当におもしろかった。珍しくリアタイで観たあと、すぐにもう一度観たほど。

めでたく3組のカップルが成立したわけだが、ここで私が最も注目してほしいのが上田髙木組である。ほかの2組はなんとなく合いそうなのが想像できると思うが、この組だけ異彩を放っている。後輩はもちろん、事務所内であまり交友がない上田さんが後輩と合コンなんて大丈夫だろうかと放送前は心配だったのだが、予想以上の感動的な結末を迎えた。

合コン中、あまりしゃべっていないと中丸さんに指摘された髙木くん。それに対し、上田さんは

髙木くんはこっちのメンバーが言ったことに全部対応してくれてるから。田口がつまんないことを言ったとき、俺らが無視しても髙木くん一人笑ってたりする 

と返した。私は心の中で拍手した。たっちゃんわかってるやん…!ゅぅゃのいいところをよくぞ見抜いてくれた。そういえば以前、同番組で小山さんのことを「こいつめっちゃいいやつなんだよ!」と言っていたのを思い出した。人の長所を見つけるのが得意なのかもしれない。この時点で、髙木くんを選ぶだろうなと予想できた。そして、告白では

みんなでそろってたときに、ちょっとこう入ろうとするんだけど、頑張るんだけど入れない感じ。そして、俺たちが言うことに全部、リアクションをとろうとする優しさ。そこにやっぱりちょっとキュンときました 

と伝えた。無事カップル成立後、移動のために座敷から降りる際、さりげなく気遣いを見せた髙木くんに私もキュンときた。どっちもいいやつだなあ。

 二人には共通点がある。一見とっつきにくい外見だが、実は中身はとってもキュートなところである。驚くほど素直で、ちょっとあほで不器用で憎めない。ピュアでシャイなのだ。現在髙木くんは相葉さんとの仲を深めつつあるが、上田さんとも仲良くしてあげてほしい。上田髙木という新たな可能性に心が躍った。

*1:ありひかも早く来てほしいところ

遠くからアイドルを見守る

日常においてジャニーズをはじめアイドルが占める割合が減った。とはいえ、アイドルのことを考えない日は一日としてなく、私の生活において彼らの存在が不可欠であることに変わりはない。生活に彩りを添えてくれている。

今くらいの距離が自分にはしっくりくる。ささやかなことで楽しみ、喜べるので燃費がいい。

最近はアイドル誌もぱらぱらと写真を見るくらいできちんと読まなくなったのだが、今月はなんとなく元太くんのページを読んでみた。めっきり書かなくなったので一応言っておくと、私が一番応援しているのは今も元太くんである。自担という言葉は重すぎて使いたくないので使わないが、私にとっての一番であることは確かだ。

そんな彼のインタビューの中で、あるフレーズが目に飛び込んできた。

目が取れちゃうんじゃっていうくらい泣いた (Wink Up 11月号)

 これは尊敬してやまない山田くんが主演した24時間テレビのドラマを見ての感想なのだが、いかにも彼らしい表現で顔がほころんだ。これまでも斬新な言葉を残すことが多く、そんなところを私は気に入っていたので「変わっていないんだなあ」とうれしくなった。

触れる機会は減っても、このようにときどき様子を知るのはいいなと思った。普段はふとしたときに思い出し、たまに見かけて「今はこんな感じなんだ」「がんばっているんだな」と確認するくらいがちょうどいいのかもしれない。

私がアイドルから完全に離れることはこの先もきっとなくて、いつも心の片隅には彼ら彼女らがいるはずだ。飽き性の自分が10年も好きなのだから、簡単には消えない。消えてほしくない。私は、自分の好きな人たちには売れてほしいし幸せになってほしいので、彼らの活躍や幸せを願ってこれからも生きていきたいなと思っている。そんなふうに思うことで私自身も幸せでいられる。

誰かをいとしいと思うと、その人の喜び、成長、幸福がいちばん大切なものになる(レオ・ブスカーリア) 

 

いのありについて

私はいのありに並々ならぬ思い入れがある。念のために記しておくと、「いのあり」とは伊野尾くんと有岡くんのコンビを指す。ジャニーズ内において1,2を争う好きなコンビ*1であり、JUMP内というかデビュー組の中で好きな人ツートップでもある。

近頃、そんないのあり界隈が騒がしい。

広島公演の合間に二人で宮島に行ったり、来週放送のバラエティに二人で出たり、雑誌withで二人の連載が始まったり、Wink Upでも二人の新コーナーができたり。そこまで追っているわけではないので取りこぼしているものもあるかもしれないが、いやはやどう考えてもいのありが推されている。喜ばしい。大変喜ばしい。

私がいのありを知ったのは彼らがJr.の頃である。当時はまだそんな呼び方はなかったはずだが、当時から一緒にいることが多く、セットで好きだった。あまりのかわいさに衝撃を受けたJ.J.Expressの切り抜きは今でも大事に保存してある。くっ、何度見てもかわいい。大ちゃんがかわいすぎてどうかしている。まぎれもなく天使の集団。

その2年後の2007年、Hey!Say!7が結成された。メンバーは、山田くん、知念くん、裕翔くん、有岡くん、高木くんの5人。私は少し動揺した。有岡くんだけ先を行ってしまった気がしたからである。このメンバーでデビューするのだろうかと心がざわざわした。

結果的にそれは杞憂で、同じ年に晴れてHey!Say!JUMPがデビューする。メンバーを知ったとき、真っ先に思ったのは「いのちゃん入ってる…!」で、次に思ったのは「大ちゃんと一緒にデビューできるんだ…!」だった。当時の私は浪人中で、季節は秋であり、度重なる模試と受験シーズンが迫ってきたことに対する不安で疲れていた。そんな中でのうれしい知らせ。自分にも希望がわいてきた。私が伊野尾くんを好きなことを知っていた仲間は「よかったね!」と一緒に喜んでくれた。「ありがとう、ありがとう」とまるで自分が選挙にでも当選したかのように対応した。ちなみに、当時の仲間とは彼女たちのこと

ところが、デビューできて一安心したのは束の間だった。グループ内には明らかに格差が生じ始めていた。人数が多いので仕方がないといえばそうなのかもしれないが、それにしてもあからさまで、私には受け入れがたかった。有岡くんはフロントメンバーを務める一方、伊野尾くんは後ろに追いやられ、いないかのように扱われるときすらあった。「なんでこんなことに…」好きだった二人の間に差がついてしまったことが悲しかった。私はずっと伊野尾くんの扱いに憤っていて、こんなことならデビューしないほうがよかったのではないかとさえ思っていた。普通の人生を歩ませてあげたほうがよかったのではないか。こんな扱いをするのなら、なぜデビューさせたんだと恨んだ*2

それでもなんとか心を保てたのは、二人が変わらず仲良しだったからである。JUMPでいるときには離れた位置にいても、そこから離れれば以前と変わらない関係だった。自分をなぐさめるために、いのありで映っている画像を集めまくっていた。それらを見て安心していた。私はどちらの担当でもないのだが、それほどいのありには惹きつける何かがあった。二人はまったく異なるタイプなので、同じクラスにいても所属するグループは違う気がする。偶然話す機会があって「こいつおもしれえな」と意気投合する可能性はあるが。でも、二人が合うのはなぜか納得がいく。私が好きなほかのジャニーズのコンビはシンメばかりなのだが、いのありはシンメとは違った魅力がある。いい意味で普通の友達という感じ。シンメはよくも悪くも関係性が特別視されすぎて、ファンが勝手に意味づけをしているイメージがあるが、いのありにはそれがないので安心して見ていられる。

それから随分と時が流れ、今まさに二人が推されている。セットで推されている。こんな未来が来るなんて想像もしなかった。今も書きながら、ちょっと泣いている。同じグループでデビューしたとはいえ、二人が辿った道はあまりにも違った。まさか肩を並べて、二人での仕事が入ってくるなんて。よかった。本当によかった。今なら、デビューさせてくれたことに感謝できる。いや、心から感謝している。

*1:松松と甲乙つけがたい

*2:セクゾでも思った

とある茶の間の一日

表やグラフを作るのが好き*1なので便乗致しました。

moarh.hatenablog.jp

 

私の一日がこちら

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細かすぎてやや見にくくなってしまった。

 

23:30~6:30 睡眠

7時間寝ることにしている。学生のころは6時間だったが、社会人になってからは7時間寝ないと無理になった。加齢のせいか。次の日が休みでない限り、日付をまたぐことはない。寝る前には必ずストレッチ。

 

6:30~8:00 朝食・準備

朝食はご飯とみそ汁と納豆と決めている。だしは4日分くらいまとめてとっておく。朝食作りと並行して昼食の弁当を作る。といっても昨日の夕飯の残りを詰めるくらいだが。あと、煮豆を必ず入れる。ニュースを見ながらご飯を食べ、出勤の準備をする。化粧は10分もかからない。

 

8:00~8:30 新聞

始業が遅めなのでゆっくりできる。新聞を読むか、洗濯物を干す。

 

8:30~9:30 通勤

音楽を聴きながら、駅まで15分ほど歩く。ほかの曲も聴きたいのに、どうしてもJUMPing CARの曲ばかり聴いてしまう。ほかはBerryz工房をよく聴く。電車に乗ったら読書タイム。以前はここでツイッターを見ていたが、やめたので専ら読書。かなり読み進む。

 

9:30~12:00 仕事

仕事はデスクワーク中心だが、外回りもけっこう多い。一日の大半が外回りという日もときどきある。

 

12:00~13:00 休憩

休憩に入る時間は日によってまちまち。うちは弁護士一人、事務員一人の小さな法律事務所で、従業員は私一人なので昼食ももちろん一人。さびしさを紛らわすために編み出したのが、ラジオを聴きながら食べること。JUMP daベイベー、KAT-TUNのがつーん、松岡茉優ト文化的交流のいずれかを聴いている。ときどき一人で笑っているので、誰かに見られたらまずい。まあ、誰も来ないので大丈夫。食後は本屋に行って雑誌の立ち読みをしたり、ぶらぶらする。

 

13:00~17:30 仕事

もうお気づきかと思うが、私の職場はめちゃくちゃ楽である。過労や長時間労働が取り沙汰されるわが国において、こんなゆるゆる働いていて申し訳ない。暇な時間も多いので、資格の勉強をしたりしている。残業はない。前職は残業が多く、忙しいときは22時くらいまで働いていたので今は天国。もう、あんな生活には戻れないと思う。

 

17:30~18:30 通勤

帰りも読書。金曜は図書館やツタヤに寄ることが多い。

 

18:30~20:00 夕食・テレビ

 帰宅してすぐに夕食を作る。録画したものを観ながら食べる。リアルタイムで観ることはほとんどない。

 

20:00~21:30 資格の勉強・ネット

食事の片付けがすんだら、資格の勉強に取りかかる。今日のノルマが終わったらネットサーフィン。パソコンを使ってやることはこの時間にやる。

 

21:30~22:00 入浴

入浴時間そのものは20分くらい。長風呂はしない。あがったら、手入れをしたりトレーニングをしたりする。

 

22:00~23:30 書き物・新聞・テレビ・読書

書いたり読んだりする時間。絵を描くことも。たまにDVDを観たり、録画を消化したり編集したり。寝る30分前までにやめる。

 

これから社会人になるであろう学生さんの参考にならなくて申し訳ない。まあ、こんなゆるい社会人もいるんだよということで*2。たまに、一人でさびしくないのかと訊かれるが、まったくさびしくない。自分の裁量で仕事ができるので私は気に入っている。人間関係に煩わされることもないのでストレスフリー。たぶん、これまでの人生で一番ゆとりのある生活をしている。毎日楽しい。

 

※2015.9.26 一部訂正

*1:みなさんのように集計や分析はとてもできないけれど

*2:同業はどこもこんな感じ。大手の事務所は忙しいが

推し変をした

先日、「モーニング娘。'15コンサートツアー春~GRADATION~」のDVDを観てからしばらく悩んでいた。何についてか。「推し」についてである。

ジャニーズでいう担降りに比べ、推し変はわりとライトな感覚で行われる。担降りほど深く悩んでいる人は見かけたことがない。私自身、これまでハマった女性アイドルグループでは平気で何度も推し変してきた。おもしろいことに、ジャニーズでは最初に好きになった人をずっと好きでいる傾向が強いのに、女子ドルは必ずといっていいほど途中で好きな人が変わる。これは大変不思議である。

そんな推し変だが、今回はかなり悩んだ。他人からすればどうでもいいことはよくわかっている。悩むくらいなら推し増しすればいいじゃないかと聞こえてきそうだ。しかし、それはいやなのである。ただの私のポリシーなのだが、「一番は一人だけにしたい」のだ。かけもちや推し増し、箱推しを否定するわけではない。私自身、かけもちをしていたことがある。だが、自分には合わなくてやめた。自分にとっての一番はひとつだけにしぼらないと落ち着かない。

私はモーニング娘。のファンになった当初、工藤遥さんに夢中だった。とにかくルックスが好みで、彼女をきっかけに娘。のファンになったといってもいい。今でもビジュアルは一番好きだし、独特の味がある声も好きである。

ところが、娘。のパフォーマンスを観ているうちにだんだんと石田亜佑美さんに惹かれていくことになる。小柄でキレのあるダンスを踊る人が好きな私にとって、彼女はまさに私の好みどストライクであった。普段のほんわかした空気感とステージ上での姿とのギャップが最高である。道重さんの卒業コンで石田さんのかっこよさにしびれ、「あゆみんを推そう」と心に決めた。

それから石田さんを推しメンと位置づけて応援していたのだが、新しく加入した12期メンバーのかわいさにやられることになる。ご存じない方にはぜひ一度見ていただきたいのだが、12期メンバーは美少女ぞろいである。中でも最年少の羽賀朱音さんが守ってあげたくなるかわいさで、母性本能を刺激された私は、12期では羽賀さんを応援しようと決めた。ちなみに、羽賀さんはたまにびっくりするくらい松倉くんに似ているときがある。黒目がちのベビーフェイスで、あごにほくろがあるところまでそっくり。親戚なのではと疑っている。松倉くんのファンの方はチェックしてみてください。

ほかにも好きなメンバーはいて、というか娘。は全員魅力的なのでもはや限りなく箱推しに近いのだが、それでも一番は石田さんだという気持ちがあった。しかし、この気持ちが揺らぎ始めるのである。

今年の春に行われた握手会をきっかけに12期の尾形春水さんが気になり始めた。関西出身の彼女はしゃべりもブログもおもしろく、賢くておもしろい人が好きな私が彼女に惹かれるのは当然の帰結であった。また、容姿が美しい。顔だけでなく全体が美しい。しかも、色白で黒髪ロングとまさに人形のようである。MVやハロステの動画で息をのむほど美しいシーンがあり、頭を殴られたような衝撃を受けた。「これはあかん」ととっさに思った。以来、娘。を観るたびに尾形さんを探してしまう自分がいたがまだ煮え切らなかった。

そして、冒頭のDVDを観た。ああ、この子もこの子もいいじゃないか!とそこまで気になっていなかったメンバーにまで惹かれ、クソDDっぷりを発揮することになる。くそ、もうわからんと収拾がつかなくなった。みんな魅力的すぎる。少し落ち着いてから「誰を推すべきか」と真剣に考え始めた。石田さんと羽賀さんと尾形さんで悩み始めた。羽賀さんは爆発的なかわいさで「私が守ってあげないと!」という気にさせられる。キュンとする。尾形さんは歌もダンスもまだ未熟だが、存在感があり、これからどう成長していくのかが楽しみである。石田さんはやっぱりかっこよくて安心して見ていられた。

しかし、気づいてしまったのである。石田さんを見ているときの自分が、元担を見ているときの自分と同じであることに。好きなのは変わらないが、どこか客観的に見ている気がした。少し距離を取って見ているような。私になど何の力もないことはわかっているが、私が応援しなくても大丈夫だというような気持ちが芽生えていた。

では羽賀さんと尾形さんのどちらにするのかという問題が残ったが、誰の握手会に一番行きたいかと考えたときに、尾形さんだと思った。こうして私は尾形さんを推すことに決めた。ちなみに石田さんのメンバーカラーはロイヤルブルーだが、尾形さんのメンバーカラーはシーブルーである。またしても青。青から逃れられない運命であるようだ*1

担降りのような推し変であった。推し変でブログが書ける日が来るとは思わなかった。

*1:詳しくはこちら

 

moon-drop.hatenadiary.com