ぶどう石

定点観測記録

遠くからアイドルを見守る

日常においてジャニーズをはじめアイドルが占める割合が減った。とはいえ、アイドルのことを考えない日は一日としてなく、私の生活において彼らの存在が不可欠であることに変わりはない。生活に彩りを添えてくれている。

今くらいの距離が自分にはしっくりくる。ささやかなことで楽しみ、喜べるので燃費がいい。

最近はアイドル誌もぱらぱらと写真を見るくらいできちんと読まなくなったのだが、今月はなんとなく元太くんのページを読んでみた。めっきり書かなくなったので一応言っておくと、私が一番応援しているのは今も元太くんである。自担という言葉は重すぎて使いたくないので使わないが、私にとっての一番であることは確かだ。

そんな彼のインタビューの中で、あるフレーズが目に飛び込んできた。

目が取れちゃうんじゃっていうくらい泣いた (Wink Up 11月号)

 これは尊敬してやまない山田くんが主演した24時間テレビのドラマを見ての感想なのだが、いかにも彼らしい表現で顔がほころんだ。これまでも斬新な言葉を残すことが多く、そんなところを私は気に入っていたので「変わっていないんだなあ」とうれしくなった。

触れる機会は減っても、このようにときどき様子を知るのはいいなと思った。普段はふとしたときに思い出し、たまに見かけて「今はこんな感じなんだ」「がんばっているんだな」と確認するくらいがちょうどいいのかもしれない。

私がアイドルから完全に離れることはこの先もきっとなくて、いつも心の片隅には彼ら彼女らがいるはずだ。飽き性の自分が10年も好きなのだから、簡単には消えない。消えてほしくない。私は、自分の好きな人たちには売れてほしいし幸せになってほしいので、彼らの活躍や幸せを願ってこれからも生きていきたいなと思っている。そんなふうに思うことで私自身も幸せでいられる。

誰かをいとしいと思うと、その人の喜び、成長、幸福がいちばん大切なものになる(レオ・ブスカーリア)