ぶどう石

定点観測記録

エースの卒業と真田幸村博

まさか、娘。についてブログを書いた翌日にエースが卒業発表するなんて。

あまりにも突然のことで理解が追いつかなかった。初めは驚きが大きすぎて思考停止していたのだけど、じわじわショックが膨れ上がってきて、発表翌日の金曜の夜は完全に沈んでいた。彼女の卒業の理由についてはさまざまな憶測が飛び交っており、私たちは真相を知ることができないが、彼女のメンタルが限界だったのはおそらく事実だと思われる。

鞘師里保ちゃんはまちがいなくエースだった。私は他の子を推しているが、エースと言ったら鞘師ちゃんしかいない。娘。に興味を持ち始め、鞘師ちゃんを初めて見たとき、今までにいなかったタイプのエースだと感じた。外見は派手ではないが、惹きつけるオーラがあり、エースであることには納得がいった。「Password is0」の鞘師ちゃんは司令官のようでかっこいい。

エースとは、えてして孤独だ。重圧の大きさは計り知れない。彼女は真面目で繊細な印象があったので、一人で抱えていたのだろう。私はそこが悔しかった。もっとメンバーを頼ってほしかった。彼女にしかわからない苦しみはあるに違いないが、吐き出す場所があれば状況は変わっていたのではないか。ほかのメンバーは彼女のことを尊敬しているし、全力でサポートしただろう。エースをメンバーが支える。それがグループだと思う。鞘師ちゃんを見ていて思い起こすのは山田くんである。ほかのメンバーが彼を支え、彼自身もメンバーを信頼しているのがわかる今のJUMPの関係は理想的だと思う。今は個々のメンバーも活躍の場を広げ、山田くんが背負ってきた重圧がやわらいできたように感じる。それでも彼がエースであることに変わりはなくて、グループの中心には彼がいてほしい。それでこそエースである。娘。もそうなってほしかった。誰が悪いわけでもないが、鞘師ちゃんを支える基盤としてはグループがまだ弱かったのかと思うと悔しい。

鞘師ちゃんの今後も娘。の今後も正直心配である。私は彼女がいるモーニング娘。でトップを取ってほしかった。それまでは続けてほしかった。と同時に、フォーメーションダンスでは彼女のダンスの才能を十分に発揮しきれないとも感じていたので、自らのダンススキルを高めるために早々に留学することは必要だとも思っている。何が正解かわからないが、とにかく残り2カ月は悔いなく頑張ってほしい。そして、エースがいなくなったグループをどうしていくか。各分野で秀でたメンバーはいるものの、総合的な力を持つメンバーは現時点では浮かばない。最新曲でいろいろな形を試していたのはこのためだったのかもしれない。どう変化していくのか不安はあるが楽しみでもある。モーニング娘。は変化し続けてきたグループなのだから。私はこれからも彼女たちを見守りたい。

まあそんなふうにもやもやしていたのだが、土曜に友人と「真田幸村博」に行ってすっかり元気になった。大坂の陣から400年になるのを記念して大阪・天王寺で開かれたイベントである。このイベントの開催が決定した後に来年の大河ドラマの主人公が幸村だと発表されたそうで、絶好のタイミングといえる。天王寺もってるな。幸村好きの友人に誘われて行ったのだが、私自身はそれほど歴史に詳しいわけではないので、事前に幸村について予習して臨んだ。予習していったことで一層楽しめた。

飲食ブースで昼間からビールを飲んでいたところ、たまたま隣の席にこのイベントの主催者である偉い方たちが来られて、なぜか私たちは意気投合し、おごってもらった(笑)イベントには私が好きな声優さんが出演することになっていたのだが、その企画の発案者が天王寺区長だと聞かされた。区長自身はその場に居合わせなかったが、偉いおじさまに「人気ある人らしいね」と言われたので、「めちゃくちゃ人気あります!」と2人同時に答えた。友人「この子はファンで」私「はい。10年ファンです!」と言っておいた。そこで、はっとした。正確には10年以上ファンなのだが、よく考えてみると私が10年もファンをやっているのは、この声優さんと伊野尾くんだけである。すげえな、この2人。

そしてお待ちかねの声優さんによるスペシャルステージ。めちゃくちゃよかった。声がよすぎる。これで無料なんていいのだろうか。今年の春にその声優さんが出演する朗読劇を観に行ったときも思ったのだが、人間、好きなものはそんなに変わらないんだなということ。一旦好きになったら、よほどのことがないかぎりずっと好きなんだろうなと。たとえば、担降りしても私は元担のことを嫌いにはならない。一番でなくなっても、やはり特別な目で見続ける。今までいろんなものにハマってきたが、すぐに飽きたものも多い。その中で長く好きでいられるものは、自分にとって本物というか、なくてはならない存在なのだろう。それほど好きなものがあって私は幸せ者だ。

で、やっと本題なのだが、声優さん熱が再燃してしまった。私はこの方を人としてもとても尊敬しており、こんな人と結婚したいとずっと思っている。まだ当分は結婚したくないが、こんな人がいたらこちらから結婚を申し込みたい。どこに行けばそんな人と出会えるのだろう。 話がそれた。帰宅してからこの声優さんのキャラソンを聴き直し、「ぎゃーやっぱりいい声(;_:)」と感動し、今現在この気持ちの高ぶりをどこに持っていけばいいのかわからなくなっている。とりあえず、今までより力を入れて追おうと決めた。根がヲタク気質なので追いたくなるのだ。最近はJUMPと娘。をゆるく追っているくらいだったので、新たな追っかけ対象を見つけてそわそわしている。無理せずほどほどに追いたい。

いつにもまして、とっ散らかった文章になってしまった。自分でも何が書きたいのかよくわからないが、書いて落ち着いたのでよしとする。あとから読み返したら、なんだこれと思いそう。読むほうはいい迷惑ですね。貴重なお時間を頂戴して申し訳ありません。

 

最後に、この声優さんとは諏訪部順一さんのことです。

イベントが終わってからカラオケに行き、うたプリガンダムテニプリの曲を歌って締めくくった。諏訪部さんが声を担当している神宮寺レンくん*1が映るたびに「ぎゃーレンくんかっこいい(;_;)」と騒ぐアラサー女たちであった。

*1:いつも思うのだが、非常にキンプリ感のある名前ですよね