ぶどう石

定点観測記録

激動の2023年を経て、いま

先日、有名なジャニヲタブロガーさんのネット記事を拝見し、なんだか懐かしくなって久しぶりにはてなブログを覗きにきた。

自分のブログを放置している自覚はあったものの、気がつけば最後の記事を書いてから2年近くが経過していた。

この間さまざまなことが起こったのに、きちんと整理できていないままだった。

今も完全に整理がついたとまではいえないが、ちょうどいい機会なので現時点での心境を残しておこうと思う。

 

 

 

旧ジャニーズのこと

昨年は多くの旧ジャニーズファンにとって非常に重い年だった。

元社長の性加害報道を受けてから、私も数か月にわたり葛藤し、悩み抜いた。

 

自分自身も見て見ぬふりをし、加担し続けた一員であること。

被害に遭った方の苦しみは一生消えないこと。

華やかなエンターテインメントの裏におぞましい地獄が広がっていたこと。

 

長くなるのでこれくらいにしておくが、あの事務所が信用に値すると思えるようになるまでは距離を置くことにした。

知ってしまった以上、積極的にお金を払う気になれなくなった。

タレントたちには罪はないので、個人個人のことは今も好きなのだが。

正直、今も向き合い方に整合性がとれていない気がする。

あまり関わらないでいようと思う一方で、timeleszのオーディションをとても楽しみにしている自分がいる、といった具合に。

 

応援していたTravis Japanについては、性加害の件とは関係なく、以下の理由で離れてしまった。

  1. デビューしてからの曲があまり好みでない
  2. デビューまで見届けられたことで満足してしまった
  3. 自担の売り出し方に困惑

3.については若いうちはおバカキャラでもいけるかもしれないが、すぐに飽きられて長続きしないのではないかと危惧している。そのうえ、年齢を重ねるにしたがってキツくなると思う。こんなキャラで売れてほしくなかった。せめて、日本語が少しあやふやな人くらいに留めておけば。もっと先を見据えた持続可能なプロデュースをしてほしい。

そして、もっと他メンにもスポットを当ててほしい。

グループとして売れてほしい。

 

旧ジャニーズについてはそんな感じだが、この間、他事務所のグループにハマったりもした。

その中で、自分好みのグループを見つけたので、そこまで熱量は高くないものの、彼らの曲を聴いたり、パフォーマンスを観たりして今は楽しんでいる。

 

 

約2年間の記録

2022.10 Travis Japanデビュー

2023.2 Travis Japanデビューコンに行く
2023.3 性加害報道
    たじ松松*1の3ショットに感涙
2023.6 VS魂でSexy松が取り上げられ歓喜
2023.7「音楽の日」をきっかけにBE:FIRSTにハマる
2023.8 ジャニウェブ解約
2023.10 ジャニーズFC更新せず退会
     MAZZELにもハマる
2024.1 諸事情によりBE:FIRSTから離脱
2024.3 「ニュージェネ」を観てLIL LEAGUEにハマる
2024.8現在 LIL LEAGUEとMAZZEL、STARTO所属の数人を見守っている

 

苦しいことは多かったが、ジャニーズ以外のグループに目を向けられるようになったのは大きな収穫だった。

これまでジャニーズの圧力で活躍の機会を奪われてきた人たちがどれだけいたのだろう。胸がつぶれる思いがする。謝って済む話ではない。

その分、ある意味時代が味方したともいえる現在活動中のグループ、アーティストにはのびのび頑張ってもらいたい。どんどん裾野を広げていってほしい。

 

BE:FIRSTとMAZZEL

BMSGに傾倒していたが、いろいろあってBE:FIRSTからは離れた。

とはいえ、パフォーマンス力の高さはさすがである。非常にレベルが高い。

すごいグループだと心から思う。

オーディションのときの様子を見て、人としての器のあまりの大きさに震えたSOTAさんのことは、今もとても好きで尊敬している。

 

グループとしては同じ事務所の後輩にあたるMAZZELのほうが好みだった。

BE:FIRSTがモノトーンのイメージであるのに対し、MAZZELはカラフル。

個性的なメンバーが集まっているが、ぶつかり合わず、いい化学反応を起こしている。

曲もMVも凝っていて飽きない。

澄んだ歌声で気品のあるEIKIくんと、表現力の鬼であるNAOYAくんが特に好きです。

 

LIL LEAGUEとの出会い

そして、まさかLDHのグループにハマる日が来ようとは…

これは本当に予想外だった。

自分はどちらかというと中性的なかわいらしい人を好むので、筋骨隆々で厳ついイメージのLDHは苦手だった。避けてきたともいえる。まず好きになることはないだろうと高をくくっていた。

 

ところが、MVを流している番組か何かで偶然LIL LEAGUEを見かけて、

「全然LDHっぽくない!こんな爽やかなグループがあるのか」と驚いた。

 

その後、MAZZEL目当てで観ていたニュージェネで再び目にすることになる。

「あ、LIL LEAGUEも出てるんやね」くらいのテンションだったのだが、パフォーマンスが始まったとたん、度肝を抜かれた。

 

「なんだこの頭に残る、キャッチーだがどこか怪しげな雰囲気の曲は…!」

「今歌った子、うま…!しかもええ声…」

 

披露された「Lollipop」は中毒性の高い不思議な楽曲である。世界観も好み。

そして何より、百田隼麻くんの歌声に驚愕した。

中学3年生(当時)でこんなにうまい子がいるのか、この唯一無二の歌声は大切に育ててあげてほしいと思った。

私は特徴的な歌声をもつ人*2に惹かれがちで、隼麻くんもその部類の人だった。

いわゆる美声とは違うかもしれないが、妙に癖になる声ってある。

その人のパートがくると、つい耳を澄ましてしまうような。

 

LIL LEAGUEの曲はどれも好みでハズレがない。

なんて歌っているのか聞き取りやすいのも、30代半ばに差しかかった身には優しい。

(最近の曲は聞き取れないものが多い…歌詞を見ないと全然わからん)

 


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いろいろあったが、それでもやはり好きなものがある生活は楽しい。

おそらくこれからも好きなものは移り変わっていくだろう。

好きなものとの向き合い方を模索しながら、そのときそのときを楽しみたい。

*1:INIの田島将吾くんとTJの松松

*2:例えば、有岡大貴くん(Hey!Say!JUMP)、菅谷梨沙子ちゃん(元Berryz工房)、SHUNTOくん(BE:FIRST)など