ぶどう石

定点観測記録

聴ける音楽が減っていっている

過去に書いた記事を多くの方にお読みいただいているようでうれしいです。ありがとうございます。

 

さて、いきなりだが、タイトルが目下の悩みである。

前回「ハロプロ新体制」について書いたが、あのあと結局私はハロプロから離れてしまった。自分が好きだったハロプロではなくなり、一気に熱が冷め、追うことをやめた。ちょうど1年前はジャニーズから離れた*1。もはや生活の一部どころか大部分を占めていたジャニーズから離れる日が来るとは想像もしなかったが、あっさり離れてしまった。よって、最近のジャニーズ事情はほとんどわからない。「コード・ブルー」と「孤食ロボット」の有岡くんの落差に打ち震えているくらいである。有岡くんは今も好き。私も孤食ロボットがほしい。

長年、アイドルの曲ばかり聴いて生きてきた。たまにバンドにハマったり、アーティストを発掘したりはしてきたが、継続して聴いてきたのはアイドルだけである。私のiTunesの8割*2はアイドルの楽曲が占めている。ところが、ハロプロとジャニーズに冷めてから、彼らの曲が聴きづらくなってしまった。現存するハロのグループの曲には食指が動かず、Berryz工房℃-uteの曲を繰り返し聴いている。ジャニーズに関しては、何のわだかまりもなく聴けるのはKinKiくらいで、あとのグループはそれぞれ何かしら思うところがあって聴く気が起きない。

こんな状況なので、懐古でもするか、とふと思い立った。かつて好きだった女性アイドルグループ(ハロではない)の曲を久しぶりに聴いてみようと思った。彼女たちが今はどんな感じになっているのか軽い気持ちでググってみたら、なんとメンバーが一人脱退して、しかもその子によからぬ噂が立っており、目の前が真っ暗になった。知らずにいたほうがよかったかもしれない。なんてこった。したがって、彼女らの曲も聴けなくなった。

その結果、現在の私が聴ける楽曲はわずかとなってしまった。通勤の徒歩の時間に音楽は欠かせないものとなっているので、切実に困っている。いくら好きな曲であっても、何度も聴いていたら飽きてくる。ベリキューとアニソンでなんとかしのいでいるが、そろそろ限界である。誰か、いいアーティストを探すべきか。これを機にいろいろなジャンルの音楽を聴いてみるのもよさそうだが、なぜかあまり気が乗らない。

好きだった曲を聴けなくなるというのはとてもさびしい。楽曲自体は何も変化していないのだから。ただ、私の気持ちが変化しただけである。曲と歌い手を切り離して考えることができればいいのだが、それは難しい。どうしたって、曲は歌っている人の影響を受けてしまう。そもそも、歌っている人たちが好きだったから、その曲のことも好きだったわけで、切り離すことは不可能だ。

いつのまにか夏が終わり、秋の気配が漂い始めた。私は本当にアイドルに生かされていたんだなあと実感した。彼らの楽曲に何度も救われてきた。いつも元気をもらっていた。ありがとう。しばらくはこの喪失感を抱えながら歩くのも悪くない。さびしいけれど。秋にぴったりじゃないか。

*1:3年前にヲタをやめたあと、2年間は茶の間だった。

*2:数えて計算してみたら78.9%だった。