ぶどう石

定点観測記録

KAT-TUNとJUMPの合コンが最高だった件

ザ少年倶楽部プレミアムで、KAT-TUNとJUMPの先輩後輩合コンが開催された。この企画を知ったとき、私は天にも昇る心地になった。少プレのスタッフさんはやはり信頼できる。少プレはいつもツボを押さえた素晴らしい企画をしてくれる、数少ない神番組である。雑誌でたとえるとWiNK UPのようなもの。1時間まるまる濃厚で無駄がなく、月1回の放送でも十分満足できる。いや、このクオリティを保つには月1回くらいでちょうどいいのだろう。

この番組にはゲストでよくJUMPが出る。前回の7との座談会はほっこりしておもしろかった。絨毯にじかに座るというリラックスした雰囲気で、ほかの番組ではなかなか見られない光景であった。

今回の合コンのメンバーは嵐にしやがれに出演したメンバー*1で、KAT-TUN4人に対し、JUMP5人。一人余るということに鈍感な私は途中まで気づかなかった。最後にKAT-TUNメンバーが気に入ったJUMPメンバーを指名し、指名された側がオーケーすればカップル成立となり、カップルシートへ移動する。カップル成立って。参考のために座席表を載せておく。

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結果として、田口さん裕翔くん、上田さん髙木くん、中丸さん薮くんのカップルが誕生した。対面した相手になっている。亀梨さんはというと、本命と思われた伊野尾くんではなく圭人くんを指名し、あえなくフラれた(笑)あのやさしい圭人が振るなんて。理由は田口くんが好きだからだそう。昔よく遊んでたんだっけ。そして、まさかの残り物となった伊野尾くんだが、うまくKAT-TUNにかみついてオチを付けた。いやあ本当におもしろかった。珍しくリアタイで観たあと、すぐにもう一度観たほど。

めでたく3組のカップルが成立したわけだが、ここで私が最も注目してほしいのが上田髙木組である。ほかの2組はなんとなく合いそうなのが想像できると思うが、この組だけ異彩を放っている。後輩はもちろん、事務所内であまり交友がない上田さんが後輩と合コンなんて大丈夫だろうかと放送前は心配だったのだが、予想以上の感動的な結末を迎えた。

合コン中、あまりしゃべっていないと中丸さんに指摘された髙木くん。それに対し、上田さんは

髙木くんはこっちのメンバーが言ったことに全部対応してくれてるから。田口がつまんないことを言ったとき、俺らが無視しても髙木くん一人笑ってたりする 

と返した。私は心の中で拍手した。たっちゃんわかってるやん…!ゅぅゃのいいところをよくぞ見抜いてくれた。そういえば以前、同番組で小山さんのことを「こいつめっちゃいいやつなんだよ!」と言っていたのを思い出した。人の長所を見つけるのが得意なのかもしれない。この時点で、髙木くんを選ぶだろうなと予想できた。そして、告白では

みんなでそろってたときに、ちょっとこう入ろうとするんだけど、頑張るんだけど入れない感じ。そして、俺たちが言うことに全部、リアクションをとろうとする優しさ。そこにやっぱりちょっとキュンときました 

と伝えた。無事カップル成立後、移動のために座敷から降りる際、さりげなく気遣いを見せた髙木くんに私もキュンときた。どっちもいいやつだなあ。

 二人には共通点がある。一見とっつきにくい外見だが、実は中身はとってもキュートなところである。驚くほど素直で、ちょっとあほで不器用で憎めない。ピュアでシャイなのだ。現在髙木くんは相葉さんとの仲を深めつつあるが、上田さんとも仲良くしてあげてほしい。上田髙木という新たな可能性に心が躍った。

*1:ありひかも早く来てほしいところ

遠くからアイドルを見守る

日常においてジャニーズをはじめアイドルが占める割合が減った。とはいえ、アイドルのことを考えない日は一日としてなく、私の生活において彼らの存在が不可欠であることに変わりはない。生活に彩りを添えてくれている。

今くらいの距離が自分にはしっくりくる。ささやかなことで楽しみ、喜べるので燃費がいい。

最近はアイドル誌もぱらぱらと写真を見るくらいできちんと読まなくなったのだが、今月はなんとなく元太くんのページを読んでみた。めっきり書かなくなったので一応言っておくと、私が一番応援しているのは今も元太くんである。自担という言葉は重すぎて使いたくないので使わないが、私にとっての一番であることは確かだ。

そんな彼のインタビューの中で、あるフレーズが目に飛び込んできた。

目が取れちゃうんじゃっていうくらい泣いた (Wink Up 11月号)

 これは尊敬してやまない山田くんが主演した24時間テレビのドラマを見ての感想なのだが、いかにも彼らしい表現で顔がほころんだ。これまでも斬新な言葉を残すことが多く、そんなところを私は気に入っていたので「変わっていないんだなあ」とうれしくなった。

触れる機会は減っても、このようにときどき様子を知るのはいいなと思った。普段はふとしたときに思い出し、たまに見かけて「今はこんな感じなんだ」「がんばっているんだな」と確認するくらいがちょうどいいのかもしれない。

私がアイドルから完全に離れることはこの先もきっとなくて、いつも心の片隅には彼ら彼女らがいるはずだ。飽き性の自分が10年も好きなのだから、簡単には消えない。消えてほしくない。私は、自分の好きな人たちには売れてほしいし幸せになってほしいので、彼らの活躍や幸せを願ってこれからも生きていきたいなと思っている。そんなふうに思うことで私自身も幸せでいられる。

誰かをいとしいと思うと、その人の喜び、成長、幸福がいちばん大切なものになる(レオ・ブスカーリア) 

 

いのありについて

私はいのありに並々ならぬ思い入れがある。念のために記しておくと、「いのあり」とは伊野尾くんと有岡くんのコンビを指す。ジャニーズ内において1,2を争う好きなコンビ*1であり、JUMP内というかデビュー組の中で好きな人ツートップでもある。

近頃、そんないのあり界隈が騒がしい。

広島公演の合間に二人で宮島に行ったり、来週放送のバラエティに二人で出たり、雑誌withで二人の連載が始まったり、Wink Upでも二人の新コーナーができたり。そこまで追っているわけではないので取りこぼしているものもあるかもしれないが、いやはやどう考えてもいのありが推されている。喜ばしい。大変喜ばしい。

私がいのありを知ったのは彼らがJr.の頃である。当時はまだそんな呼び方はなかったはずだが、当時から一緒にいることが多く、セットで好きだった。あまりのかわいさに衝撃を受けたJ.J.Expressの切り抜きは今でも大事に保存してある。くっ、何度見てもかわいい。大ちゃんがかわいすぎてどうかしている。まぎれもなく天使の集団。

その2年後の2007年、Hey!Say!7が結成された。メンバーは、山田くん、知念くん、裕翔くん、有岡くん、高木くんの5人。私は少し動揺した。有岡くんだけ先を行ってしまった気がしたからである。このメンバーでデビューするのだろうかと心がざわざわした。

結果的にそれは杞憂で、同じ年に晴れてHey!Say!JUMPがデビューする。メンバーを知ったとき、真っ先に思ったのは「いのちゃん入ってる…!」で、次に思ったのは「大ちゃんと一緒にデビューできるんだ…!」だった。当時の私は浪人中で、季節は秋であり、度重なる模試と受験シーズンが迫ってきたことに対する不安で疲れていた。そんな中でのうれしい知らせ。自分にも希望がわいてきた。私が伊野尾くんを好きなことを知っていた仲間は「よかったね!」と一緒に喜んでくれた。「ありがとう、ありがとう」とまるで自分が選挙にでも当選したかのように対応した。ちなみに、当時の仲間とは彼女たちのこと

ところが、デビューできて一安心したのは束の間だった。グループ内には明らかに格差が生じ始めていた。人数が多いので仕方がないといえばそうなのかもしれないが、それにしてもあからさまで、私には受け入れがたかった。有岡くんはフロントメンバーを務める一方、伊野尾くんは後ろに追いやられ、いないかのように扱われるときすらあった。「なんでこんなことに…」好きだった二人の間に差がついてしまったことが悲しかった。私はずっと伊野尾くんの扱いに憤っていて、こんなことならデビューしないほうがよかったのではないかとさえ思っていた。普通の人生を歩ませてあげたほうがよかったのではないか。こんな扱いをするのなら、なぜデビューさせたんだと恨んだ*2

それでもなんとか心を保てたのは、二人が変わらず仲良しだったからである。JUMPでいるときには離れた位置にいても、そこから離れれば以前と変わらない関係だった。自分をなぐさめるために、いのありで映っている画像を集めまくっていた。それらを見て安心していた。私はどちらの担当でもないのだが、それほどいのありには惹きつける何かがあった。二人はまったく異なるタイプなので、同じクラスにいても所属するグループは違う気がする。偶然話す機会があって「こいつおもしれえな」と意気投合する可能性はあるが。でも、二人が合うのはなぜか納得がいく。私が好きなほかのジャニーズのコンビはシンメばかりなのだが、いのありはシンメとは違った魅力がある。いい意味で普通の友達という感じ。シンメはよくも悪くも関係性が特別視されすぎて、ファンが勝手に意味づけをしているイメージがあるが、いのありにはそれがないので安心して見ていられる。

それから随分と時が流れ、今まさに二人が推されている。セットで推されている。こんな未来が来るなんて想像もしなかった。今も書きながら、ちょっと泣いている。同じグループでデビューしたとはいえ、二人が辿った道はあまりにも違った。まさか肩を並べて、二人での仕事が入ってくるなんて。よかった。本当によかった。今なら、デビューさせてくれたことに感謝できる。いや、心から感謝している。

*1:松松と甲乙つけがたい

*2:セクゾでも思った

とある茶の間の一日

表やグラフを作るのが好き*1なので便乗致しました。

moarh.hatenablog.jp

 

私の一日がこちら

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細かすぎてやや見にくくなってしまった。

 

23:30~6:30 睡眠

7時間寝ることにしている。学生のころは6時間だったが、社会人になってからは7時間寝ないと無理になった。加齢のせいか。次の日が休みでない限り、日付をまたぐことはない。寝る前には必ずストレッチ。

 

6:30~8:00 朝食・準備

朝食はご飯とみそ汁と納豆と決めている。だしは4日分くらいまとめてとっておく。朝食作りと並行して昼食の弁当を作る。といっても昨日の夕飯の残りを詰めるくらいだが。あと、煮豆を必ず入れる。ニュースを見ながらご飯を食べ、出勤の準備をする。化粧は10分もかからない。

 

8:00~8:30 新聞

始業が遅めなのでゆっくりできる。新聞を読むか、洗濯物を干す。

 

8:30~9:30 通勤

音楽を聴きながら、駅まで15分ほど歩く。ほかの曲も聴きたいのに、どうしてもJUMPing CARの曲ばかり聴いてしまう。ほかはBerryz工房をよく聴く。電車に乗ったら読書タイム。以前はここでツイッターを見ていたが、やめたので専ら読書。かなり読み進む。

 

9:30~12:00 仕事

仕事はデスクワーク中心だが、外回りもけっこう多い。一日の大半が外回りという日もときどきある。

 

12:00~13:00 休憩

休憩に入る時間は日によってまちまち。うちは弁護士一人、事務員一人の小さな法律事務所で、従業員は私一人なので昼食ももちろん一人。さびしさを紛らわすために編み出したのが、ラジオを聴きながら食べること。JUMP daベイベー、KAT-TUNのがつーん、松岡茉優ト文化的交流のいずれかを聴いている。ときどき一人で笑っているので、誰かに見られたらまずい。まあ、誰も来ないので大丈夫。食後は本屋に行って雑誌の立ち読みをしたり、ぶらぶらする。

 

13:00~17:30 仕事

もうお気づきかと思うが、私の職場はめちゃくちゃ楽である。過労や長時間労働が取り沙汰されるわが国において、こんなゆるゆる働いていて申し訳ない。暇な時間も多いので、資格の勉強をしたりしている。残業はない。前職は残業が多く、忙しいときは22時くらいまで働いていたので今は天国。もう、あんな生活には戻れないと思う。

 

17:30~18:30 通勤

帰りも読書。金曜は図書館やツタヤに寄ることが多い。

 

18:30~20:00 夕食・テレビ

 帰宅してすぐに夕食を作る。録画したものを観ながら食べる。リアルタイムで観ることはほとんどない。

 

20:00~21:30 資格の勉強・ネット

食事の片付けがすんだら、資格の勉強に取りかかる。今日のノルマが終わったらネットサーフィン。パソコンを使ってやることはこの時間にやる。

 

21:30~22:00 入浴

入浴時間そのものは20分くらい。長風呂はしない。あがったら、手入れをしたりトレーニングをしたりする。

 

22:00~23:30 書き物・新聞・テレビ・読書

書いたり読んだりする時間。絵を描くことも。たまにDVDを観たり、録画を消化したり編集したり。寝る30分前までにやめる。

 

これから社会人になるであろう学生さんの参考にならなくて申し訳ない。まあ、こんなゆるい社会人もいるんだよということで*2。たまに、一人でさびしくないのかと訊かれるが、まったくさびしくない。自分の裁量で仕事ができるので私は気に入っている。人間関係に煩わされることもないのでストレスフリー。たぶん、これまでの人生で一番ゆとりのある生活をしている。毎日楽しい。

 

※2015.9.26 一部訂正

*1:みなさんのように集計や分析はとてもできないけれど

*2:同業はどこもこんな感じ。大手の事務所は忙しいが

推し変をした

先日、「モーニング娘。'15コンサートツアー春~GRADATION~」のDVDを観てからしばらく悩んでいた。何についてか。「推し」についてである。

ジャニーズでいう担降りに比べ、推し変はわりとライトな感覚で行われる。担降りほど深く悩んでいる人は見かけたことがない。私自身、これまでハマった女性アイドルグループでは平気で何度も推し変してきた。おもしろいことに、ジャニーズでは最初に好きになった人をずっと好きでいる傾向が強いのに、女子ドルは必ずといっていいほど途中で好きな人が変わる。これは大変不思議である。

そんな推し変だが、今回はかなり悩んだ。他人からすればどうでもいいことはよくわかっている。悩むくらいなら推し増しすればいいじゃないかと聞こえてきそうだ。しかし、それはいやなのである。ただの私のポリシーなのだが、「一番は一人だけにしたい」のだ。かけもちや推し増し、箱推しを否定するわけではない。私自身、かけもちをしていたことがある。だが、自分には合わなくてやめた。自分にとっての一番はひとつだけにしぼらないと落ち着かない。

私はモーニング娘。のファンになった当初、工藤遥さんに夢中だった。とにかくルックスが好みで、彼女をきっかけに娘。のファンになったといってもいい。今でもビジュアルは一番好きだし、独特の味がある声も好きである。

ところが、娘。のパフォーマンスを観ているうちにだんだんと石田亜佑美さんに惹かれていくことになる。小柄でキレのあるダンスを踊る人が好きな私にとって、彼女はまさに私の好みどストライクであった。普段のほんわかした空気感とステージ上での姿とのギャップが最高である。道重さんの卒業コンで石田さんのかっこよさにしびれ、「あゆみんを推そう」と心に決めた。

それから石田さんを推しメンと位置づけて応援していたのだが、新しく加入した12期メンバーのかわいさにやられることになる。ご存じない方にはぜひ一度見ていただきたいのだが、12期メンバーは美少女ぞろいである。中でも最年少の羽賀朱音さんが守ってあげたくなるかわいさで、母性本能を刺激された私は、12期では羽賀さんを応援しようと決めた。ちなみに、羽賀さんはたまにびっくりするくらい松倉くんに似ているときがある。黒目がちのベビーフェイスで、あごにほくろがあるところまでそっくり。親戚なのではと疑っている。松倉くんのファンの方はチェックしてみてください。

ほかにも好きなメンバーはいて、というか娘。は全員魅力的なのでもはや限りなく箱推しに近いのだが、それでも一番は石田さんだという気持ちがあった。しかし、この気持ちが揺らぎ始めるのである。

今年の春に行われた握手会をきっかけに12期の尾形春水さんが気になり始めた。関西出身の彼女はしゃべりもブログもおもしろく、賢くておもしろい人が好きな私が彼女に惹かれるのは当然の帰結であった。また、容姿が美しい。顔だけでなく全体が美しい。しかも、色白で黒髪ロングとまさに人形のようである。MVやハロステの動画で息をのむほど美しいシーンがあり、頭を殴られたような衝撃を受けた。「これはあかん」ととっさに思った。以来、娘。を観るたびに尾形さんを探してしまう自分がいたがまだ煮え切らなかった。

そして、冒頭のDVDを観た。ああ、この子もこの子もいいじゃないか!とそこまで気になっていなかったメンバーにまで惹かれ、クソDDっぷりを発揮することになる。くそ、もうわからんと収拾がつかなくなった。みんな魅力的すぎる。少し落ち着いてから「誰を推すべきか」と真剣に考え始めた。石田さんと羽賀さんと尾形さんで悩み始めた。羽賀さんは爆発的なかわいさで「私が守ってあげないと!」という気にさせられる。キュンとする。尾形さんは歌もダンスもまだ未熟だが、存在感があり、これからどう成長していくのかが楽しみである。石田さんはやっぱりかっこよくて安心して見ていられた。

しかし、気づいてしまったのである。石田さんを見ているときの自分が、元担を見ているときの自分と同じであることに。好きなのは変わらないが、どこか客観的に見ている気がした。少し距離を取って見ているような。私になど何の力もないことはわかっているが、私が応援しなくても大丈夫だというような気持ちが芽生えていた。

では羽賀さんと尾形さんのどちらにするのかという問題が残ったが、誰の握手会に一番行きたいかと考えたときに、尾形さんだと思った。こうして私は尾形さんを推すことに決めた。ちなみに石田さんのメンバーカラーはロイヤルブルーだが、尾形さんのメンバーカラーはシーブルーである。またしても青。青から逃れられない運命であるようだ*1

担降りのような推し変であった。推し変でブログが書ける日が来るとは思わなかった。

*1:詳しくはこちら

 

moon-drop.hatenadiary.com

 

自分のために書く

 

moarh.hatenablog.jp

 あややさんのこちらのエントリーにとても共感した。私も自分が書いた文章を読み返すのが好きである。

こうしてブログを書いていると、書き進めていっても「これは公開しない方がいいかもしれない」と判断して下書きのまま放置したり、結局削除したりすることがある。人の目に触れる文章である以上迂闊なものはさらせないし、小心者なので非難されるおそれがあるものも怖くて書けない。その結果、どこまでなら書いていいのだろうと、つい最近もわからなくなって公開するか迷っている記事がある。自意識過剰だとは思うが、自分が書いたものを不快に感じる方がいたらと考えてしまうのだ。どんな受け取り方をされても私自身は一向にかまわないし、文章とはそういうものだと思っているが、人を不快にさせるリスクのあるものまでさらすのはどうかとも思う。そんなことを考え始めると、縛りができて本当に書きたいものを書けなくなる気がしていた。

ここでは基本的にアイドルにまつわることを書くことにしているのだが、たまにまったく関係のないことを書きたくなるときがある。私はブログを一つしか持っていないので、読んでもらいたい内容であれば、必然的にここに書くことになる。それってどうなのだろうと少し悩んでいた。きちんと分けた方がいいのか、でもわざわざ新たに別のブログを開設してまで書きたいというほどでもない。ちょうどそんなことを考えていたときに上のエントリーを拝見して、「そうか。自分のために書けばいいや」と思ったのである。読んで下さる方のことを考えるのは大切だが、他人にとっておもしろいかどうかなんて正直なところわからない。ならばせめて、自分がおもしろいと思うものを書こう。ここは自分の場所なのだから、そのときどきで感じたことや書き残しておきたいことを自由に書けばいい。最低限のマナーさえ守っていれば、何を書いてもいい。誰もおもしろいと思わなくても、自分がおもしろければそれで十分だ。

 

ところで、私は現在書く場所を4つ持っている。それぞれ役割が異なり、どれも欠かせない。

 

①ブログ

 まとまった考えや感想を書いておきたいときに使う。感じたことをエッセイ感覚で書いている。ほかの媒体と大きく異なるのは、やはり他の人に読んでもらえるという点。はずかしい気持ちもあるが、読んでもらえるのはうれしい。昔はプロの書き手にならないかぎり、自分の書いたものを人に読んでもらうことなどできなかったのだから、現代に生まれてよかったなあとしみじみ思う。

 

②日記

 私は毎日、日記をつけている。読み返すのは専らこれ。ブログもたまには読み返すがどこか気恥ずかしい。高橋書店の3年日記を愛用しており、現在3冊目。母が長年この日記帳で日記をつけていて、いいなと思っていたので、私も大学入学と同時に始めた。この日記帳のいいところは書く分量が決まっているところである*1。普通のノートだと好きなだけ書けるため、調子のいいときはたくさん書けるものの、調子の悪いときは少ししか書かないか、最悪書かなくなる。結果、続かない。しかしこの日記帳だと、書きたいことがたくさんある日でもこの量に納めなければならないし、反対にあまり書くことがない日だと、なんとか埋めなければという気になる。決められた分量にまとめる、あるいは書ききる力が鍛えられるのでおすすめ。また、3年分を縦に見ることができるため、1年前、2年前はこんなことをしていたのかと容易に振り返られるので便利。あの頃は何をしていたっけ、あれをやったのはいつだっけと探すのが楽しい。あの頃はこれにハマっていたなあと懐かしんだり、そういえばこんなことで悩んでいたなあとほろりとしたり。自分の生きた証である。文体の変化も興味深い。やたらテンションが高かったり、顔文字や記号を使っていたりして若かったなあと笑える。他人が読んでもまったく意味がわからないだろうが、だからこそ、自分だけの特別な存在である。

 

高橋書店 3年卓上日誌 2016年 手帳 A5 No.63

高橋書店 3年卓上日誌 2016年 手帳 A5 No.63

 

 

 

Evernote

 人には言えないような本音を書いておくノートブックを作っている。もともとPC用のオフライン日記に書いていたものをこちらに移した。手書きでは追いつかないときに使う。なので、長文が多い。最近はあまり使っていないが、悩んでいたときや苦しかったときはしょっちゅう書いて吐き出していた。今読み返しても気が滅入るものもある。それなら消せばいいじゃないかと思われるかもしれない。確かに、その後解決したものやどうでもよくなったものは消した。しかし、重くても自分の根幹にかかわるものは残しておきたい。内容もだが、それを書いた当時の自分を消したくないという気持ちがある。ただし、ブラックなものも含むので、人に読まれたらまずい。こいつこんなことを考えていたのかと多くの人の顰蹙を買うだろう(笑)死ぬまでには消さないと。

 

④ノート

 通称「心のノート」。通称も何も私しか呼んでいないが。道徳で使われる心のノートとは無関係。あれ、つまらなかったなあ。これは今すぐ書きたいときに使う。文章だけでなく、考えを整理するために図を描くことも。Evernoteほど重い内容ではないが、日記には書ききれない気持ちを書いている。そのほか、ほしいもの・やりたいことのリスト、計画や目標などを書き込んでいる。どちらかというと前向きで未来志向。

 

思えば、子どもの頃から常に何かを書いて生きてきた。書くことが好きなのだ。もちろん、読むことも。もしも書くことを禁じられたら、つらくておかしくなると思う。ある歌手が「歌うことは呼吸するのと同じようなこと」と話しているのを聞いたことがあるが、私にとっては書くことが呼吸するのと同じようなことである。別に作家でもライターでもないけれど。だから、今日も書く。自分のために。

 

※少し追記しました。 2015.9.12

*1:この量がちょうどいい。多すぎず少なすぎず絶妙。5年日記や10年日記になると書ける量が少なすぎる。

ファンの多様性(+24時間テレビの感想)

私には約4年の付き合いになるJr.担の友人がいる。先日、彼女と話していて思ったことがあるのでしたためておく。

彼女とはびっくりするくらい好みが似ており、最近気になっているというJr.を教えてくれたのだが、尽く私も好感を抱いている人たちで笑った。さすが、元同担だっただけある。

ジャニヲタや担当の定義がよく議論されているとおり、ファンのあり方は実に多種多様である。その中では、私も彼女もゆるいファンに分類されるだろう。

彼女は録画機器を所有していない。それでジャニヲタできるの!?と思われるかもしれないが、全然平気だそうだ。「現場を大事にしているから」とのこと。名言。現場重視といえども、いわゆるガッツには程遠く、無理のない程度に入っている。節度があって、軽やかだ。

私も1年前までガチヲタだったことが信じられないくらい、ゆるくなった。ツイッターをやめたところ、情報が入ってこなくなり、変な話だが解放された気分になった。便利で楽しいツールだが、情報が多すぎて追うのが苦しくなってきたのである。必要な情報は自分で取りに行けばいいと思うようになった。そのため、逃している情報はあるだろうが、まあそれはそれでいいやと思っている。

 

それぞれが、自分にとって適切な距離で楽しむことが一番だ。趣味は人生を豊かにするものであって、それによって疲弊していては元も子もない。無理はしないこと。好きなものをずっと好きでいるためにも。

 

上の話とは無関係だが、24時間テレビを初めてまともに観た*1。これが予想をはるかに超える、いい番組であった。V6とJUMPのメンバーがそれぞれの特性を生かした企画を担当し、ファンならずとも楽しめる内容だったのではないかと思う。私は闘病系のドラマがあまり得意ではないのだが、山田くんのドラマはとてもよかった。弱さを見せなかった彼が、本当は一人でとても苦しんでいたことを母親が知ったシーンでは涙が止まらなかった。また、障害を持った人たちをここぞとばかりに起用することにも抵抗があったのだが、心臓病を患っている13歳の少年が賢くてユニークで魅力的だったし、義手で和太鼓パフォーマンスに挑戦した15歳の少年もとてもしっかりしていて、こういう内容なら今後も観たいなと思った。障害だけでなく、人間性もしっかりクローズアップしている点がよかった。「感動しなければならない」ような番組ではなく、元気をもらえるような明るい番組を望む。

24時間テレビを観る気にさせてくれたV6とJUMPをはじめ、番組に携わったみなさん、いい番組をありがとうございました。お疲れさまでした。

*1:かつての自担Gがメインパーソナリティーだったときでさえ観ていない