ぶどう石

定点観測記録

timelesz project(タイプロ)でときめきを覚え、悲しみに暮れる

timelesz project(通称タイプロ)、ご覧になられているだろうか?

私も一視聴者として観ていたのだが、思いがけない経験をした。

こんなにときめいたのは一体いつぶりだろう。

 


タイプロの公式インスタで公開された「二次審査前意気込みコメント」の動画で彼を見つけた。
こんな人がいたのか。二次審査では気づかなかった。

彼の名は井手敦紀(いで あつき)くん。
好きなタイプだな…(外ハネヘアに弱い)

しゃべり方もかわいい。

ちょっとファニーでほんわかした雰囲気の顔立ち、絶対好きな層がいる。


岡山出身というのも推せる。
J事務所の欠点の一つに、地方出身者を発掘できなかったという点がある。

どうしても首都圏と関西圏に偏ってしまうため、地方の逸材を見つけることができなかった。

なので、今回のオーディションで地方出身の才能豊かな人がたくさん出てきてくれればうれしいなと考えていた。


team GREENの回を観てやっぱりいいなと思った。
歌上手いやん!ダンスも上手いね!

君、かなりできる子だね…?

岡山の奇跡やないか。


ホテルで同室の加賀谷くんに優しく教えてあげている姿も非常に良かった。
振りを覚えるのに、曲のスピードを調整してあげていた。

同室3人のショットもかわいかった…

本番のパフォーマンスでウインクをかましており、腰を抜かした。度胸がある。

それだけではない。

終始ニュアンスのあるダンスで、「すごい…本物やんけ…」と慄いた。

 

本編の放送後、YouTubeでパフォーマンスの定点動画が公開された。

初見のときは家事をしながら流していたため、じっくりは観ていなかった。

 

後日、ちゃんと観ようと再び動画をのぞきに行ったところ、コメント欄が井手くん賞賛で溢れ返っていた。


井手くん見つかってる…!

やっぱりいいよね…!

私の目に狂いはなかった。
というか、おたくに刺さるタイプなんだろう。

嬉しくてたまらなかった。

改めて観たところ、やはり彼のパフォーマンスは光っていた。

見れば見るほどいい。
ガシガシダンスより、しなやかで緩急があるダンスが好きなので、彼の踊り方はとても好みだった。
細部まで隙がなく、細かい所作がジャニーズっぽくてくすぐられる。
曲の表現が的確で、魅せ方がうまい。
表情の作り方も完璧だな…
アイドルの素質ありすぎでしょ。

 

練習のときに時々髪を耳にかけているのもよかった。(耳かけにも弱い)
本番前にしっかりストレッチしている姿も真剣さが伝わってきてよかった。
一問一答の動画で「そこで終わるつもりは自分でもさらさらない」と言っていたのも、負けず嫌いそうで大変好感を持てた。

本当にJ事務所を好きでいてくれているのが伝わってくるのもよかった。

 

一人にここまで注目するのは久しぶりで、Jr.担時代を思い出した。

自担を瞬時に見つけ、一挙手一投足を見逃すまいと必死だったあの頃。


スタエンとは距離を置いている自分だが、彼がデビューしたらファンクラブに入らざるをえないとまで考えた。
動画を観すぎて、無意識のうちに井手くんの歌唱パートである「月明かり 草木眠る頃」をしょっちゅう口ずさむようになった。

4次審査へ進むメンバーが発表されるまでの一週間は気が気でなかった。

オーディション番組をリアルタイムで追うのが初めてだったので、応援したい人ができるとこういう気持ちになるんだなと実感した。

あれほどのパフォーマンスをしたのだから合格してるはず。

評価されていないわけがない。
でも、あまりに尺がなさすぎて不安だった。

予告で涙を流している姿が映り、「あれはどっちの涙なんだ!?」と論争が巻き起こった。

どうか、嬉し涙でありますように…

 

 

 

結果は、3次審査通過ならず。

4次審査へ進むことができなかった。

 


なんでーー!
うそでしょ…


画面の前で泣き崩れた。
そんな、まだまだ彼のパフォーマンスを観たいのに。

ファンクラブに入ろうと思っていたのに。
こんなに泣くほど好きだったのか。

ひとしきり泣いた後、ただ呆然としていた。


ほかに推していた人たちのうち、何名かは通過していたのでよかったが、井手くん喪失がでかすぎて、正直そこまで喜べなかった。
推しの一人である篠塚くんがなかなか呼ばれていなかったことにも気づかなかった。
井手くんのことで頭がいっぱいで。

途中から通過者の発表のスピードが加速したので、

「ちょっと速い速い!待って待って」と思った人は私だけじゃないはず。

尺の関係だろうが、もう少し一人ひとり丁寧に発表してほしかった。

こっちは情報の処理に必死だった。

今まで全然スポットが当たらなかったのに、最後だけたくさん映しやがって…

うれしいけども…

おそらく視聴者の反応を見て尺を増やしたのだろう。

 

それにしても、君はなんてきれいに泣くんだ…
澄んだ茶色い瞳が美しすぎるよ…

 

井手くん不合格に阿鼻叫喚のポストや書き込みを読みながら眠りについた。

同志たちよ…悔しいね…


翌朝
昔、当時の自担が退所したときのことを思い出した。
もういないんだ、夢じゃないんだと朝目覚めるたびに思った。

そのときと似ていた。

もうタイプロでは井手くんを見ることができないのか…


今回のオーディションを見ていて、スタエンっぽい人やアイドルらしい人があまり評価されていない印象を受けた。
アーティストという言葉を多用している点も少し気になった。
アーティストとアイドルは重なる部分もあるが、本質的には別物だと私は認識している。
アイドルらしさはあまり求められていないのだろうか?
起爆剤として考えるなら目新しいタイプのほうがいいかもしれないが、既存のファンのことを考えれば、アイドル性も必要だと思うのだが。


timeleszの3人が選ぶ人ならきっと大丈夫と思う一方で、井手くんが評価されないオーディションなら、私とは合わないかもしれないとも思った。

彼らが仲間になってほしいと思う人が、自分にも刺さるとは限らないものね。

 

それにしても素敵な人に出会ってしまった。

数年前に結婚してから、アイドルへの熱量が下がっていたのだが、本当に久々に自分の中に眠っていたおたくの魂が目を覚ました。

誰かを応援する喜びを思い出させてくれてありがとう。

 

ご本人がインスタのストーリーズで「これからも応援よろしくお願いします」と書かれていたので、これからも応援していいんやね?と解釈した。

彼の今後の活躍を首を長くして待っている。