頑張るあなたへ送るジャニーズ応援歌6選
部活、受験、就活、国家試験、資格試験、日々の仕事など人それぞれだが、誰しも何かしら毎日頑張っている。というよりも、頑張っていない人などいないのではないか。生きているだけで十分頑張っている。だから、これは結局すべての人に向けて書いている。
私が特に励まされたジャニーズの曲を紹介していく。なぜ中途半端な6という数なのかというと、当初は5選にするつもりだったのだが絞れなかったのである。どれも思い出深いので、これ以上は削れなかった。また、かなりグループの偏りがあるのであしからず。たぶん2年前くらいから書こうと思っていた内容なので、ようやく書けてすっきりした。
1. FLY AGAIN / NEWS
「いつもの帰り道を ひとり歩き想うよ」という出だしで始まるこの曲は、まさに帰り道に聴くのがおすすめ。この曲を聴き、泣きながら帰った日は数え切れない。明るいうちはすれ違う人を驚かせてしまうので、夜にかぎる。
誰もが未来に不安を抱え 押し寄せてくる時間に追われ
叶うかわからない夢 あきらめそうになったとき
ここが一番ぐっとくる。「叶うかわからない夢」そのとおり。叶う保証なんてどこにもない。でも逃げるわけにはいかない。結局、私はその夢を叶えられなかったけれど、この歌詞にはかなり励まされた。不安を抱えているのは自分だけじゃないんだと安心した。
※アルバム「color」「NEWS BEST」収録
2. PERFECT / KAT-TUN
KAT-TUNにオラオラなイメージをお持ちの方は驚かれるであろう、さわやかで前向きな曲。Jr.がよく歌っているのでけっこう知られている曲かもしれない。スーツのCMに起用されたため、新社会人に向けた応援歌となっている。新社会人の方はもちろん、そうでない方も元気をもらえる一曲である。
回り道でも一番前 誰も歩いたことない道を歩こう
君が行くなら間違いない
自分の選択は間違っていたんじゃないかと不安になったとき、大丈夫だよと背中を押された。
※シングル「WHITE」c/w
3. むかえに行くよ / 嵐
これはたそがれ時に聴きたい曲。人ごみの中で聴くと歌の世界観とマッチする。どこか懐かしさを覚えるメロディー。子どものころに思い描いていたような大人になれているか。理想とは違っていても、あの頃の自分に恥ずかしくないような自分でありたい。
明日の僕をむかえに行く あの頃に負けないように
※アルバム「僕の見ている風景」収録
4. Hero / 嵐
アテネオリンピックのテーマソングということで、夢の舞台へ挑むアスリートのことを歌った曲である。特に陸上選手を彷彿とさせるが、私たちの心にも響く。「あなたの夢は みんなの夢さ*1」がプレッシャーに思えて重く感じられたときもあったが、応援歌らしい一曲である。
このフィールドは 君が輝く舞台
ながした涙 超えてここに立つ
とある試験会場へ向かう電車の中で聴いていたら、思わず泣いてしまった。試験を受ける前に泣くなんて正気の沙汰ではない。しかし、これを聴いたおかげかどうかはわからないが、その日の試験はうまくいった。
※シングル「瞳の中のGalaxy」と両A面
5. フルスイング / NEWS
チャンカパーナがNEWSの正統派アイドルイメージを踏襲する曲だとすれば、フルスイングはNEWSが辿ってきた、決して平坦ではない道のりを赤裸々に歌った、言い方が悪いかもしれないが泥臭い曲である。
くずれかけた夢だって 叶えたいとだけ信じて
悔しくて悔しくて溢れ出す想いが
この夢もその夢も強くしていく
もう一度空を見上げ 情熱を握り直す
彼ら自身が困難を乗り越えてきたため、説得力がある。歌の力を感じる。彼らも頑張ったんだ。私も頑張らないと、と奮い立つ。
※シングル「チャンカパーナ」c/w アルバム「NEWS」収録
6. WORLD QUEST / NEWS
FIFAクラブワールドカップのテーマソング。スポーツのテーマソングでこういうタイプの曲はあまりないのではないかと思う。かなりリアルで、単純な応援歌ではない。以下の部分など、結構刺さる。
無情に響いた笛に掻き消され 屈辱的なワンサイドゲーム
戦力外とか残酷な響き いつまで最後尾走ってんだ
ところが
壁こじあけてミラクル起こせ
ここの手越さんの歌い方が、本当にミラクルを起こせそうで元気をもらえる。苦しい状況を歌いつつも、最後はすかっとする曲である。弱い自分と決別したいときにどうぞ。
WORLD QUEST - NEWS - 歌詞 : 歌ネット
6曲中3曲がNEWSと偏ってしまったが、おそらくNEWSは他のグループと比べても応援歌が多い。バレーデビューやグループのイメージ、境遇が関係しているのかもしれない。
世の中には、夢は叶うという曲ばかりがあふれているので、夢が叶わなかったときに向けた曲もほしいと個人的には思う。もっと言えば、叶わないことの方が多いと真実を歌う曲があってもいいと思うのだが、誰か歌ってくれないだろうか。夢を与えるアイドルが歌っては元も子もないか。そもそも、歌う人は夢を叶えた人たちなので難しいだろう。上で紹介した曲はどれも大変いい曲なのだが、挫折したときに聴くと、それまでとはうってかわって、まったく心に響かなくなるので要注意(※経験談)ある程度落ち着いてから聴いたほうがよい。再びいい曲だと思えたら、立ち直った証拠である。
いや、やはりアイドルにはいつまでもきれいごとを歌っていてほしい気もする。夢や希望を歌う人がいないと、世界から夢が消えてしまう。実際に自分も救われたし、誰かの希望であり続けることが彼らの役目なのだから。