ぶどう石

定点観測記録

山田くんという存在

暗殺教室」の公開に合わせて、山田くんが多くの番組に出演していた。それらを観ていて、山田くんはいいなあと思った。

 

完全に個人の志向なのだが、センター、エース、一番人気と言われる人を私はあまり好きになったことがない。その隣や端っこにいる人に目が行く。「みんなが好きだから、別に私がファンにならなくてもいいや」という心理が働くのだろう。

 

それなのに、唯一例外的に山田くんは好きである。かなり好きである。センターでエースで一番人気と、ここまで明確にすべてを満たしている人はむしろ珍しいくらいなのに、なぜ好きなのか。その理由について考えてみたい。

 

山田くんはみなさんもご存じの通り、たぐいまれなる美貌の持ち主である。顔が美しいのはもちろん、肌も美しい。芸能人になるしかない、ならざるをえないようなルックスである。誰もがうらやむ美しい顔だが、美しすぎて生きづらいだろうなと勝手に心配している。だって、あんな顔の人が普通に歩いていたら誰もが振り返るでしょう。田舎だったらあっというまに有名人になる。

 

山田くんは自担の尊敬する先輩でもある。それを知ったとき、「正しい!山田くんを目標にしていれば大丈夫!」と安心したものだ。自担のみならず、ジャニーズ内においても多くのファンを持つ山田くん*1。同性からも絶大な支持を得ている。一方、山田くんの尊敬する先輩が光一さんであるというのも正しい。ジャニーズの正統な系譜を感じる。

 

山田くんはルックスのみならずスキルも飛びぬけているので、ややもすると孤独になりそうだとずっと思っていた。もし彼がソロだったら、それはそれで売れるとは思うが、本人はしんどいだろうなと思う。抜群のアイドルスキルを持っているが、内面はいたって普通で、そこまで強靭な精神を持っているわけではないと想像されるので。彼がグループに属していてよかった。

しかし、これだけ飛びぬけていると、人によっては「自分が自分が」になる。自分さえ目立てばいいと。山田くんの偉いところは、一貫してグループを大切にしてきたところである。彼の「JUMPを好きになってほしい」という姿勢がぶれなかったことが、今のJUMPの活躍につながっているのではないかと思う。ソロで曲を出すと決まったとき、山田くんは大変悩み苦しんだそうだが、そんな彼を優しく支えたほかのメンバーも偉い。

 

山田くんの人生はドラマチックである。自分の努力で今の位置を掴み取った。今となっては、なぜ最初から推されていなかったのかが不思議なくらいだが、実力で位置をもぎ取ったところに私は魅力を感じるのだと思う。私はいわゆる「推され」が苦手で、常々実力を正当に評価して位置を決めてほしいと思っているので、実力で成し遂げた山田くんは希望でもあるのだ。だから、彼に憧れる後輩が多いのかもしれない。腐らずに努力し続ければ、誰かが見ていてくれる。いつか評価されるときが来る。それを体現してくれた先輩として。

 

彼の魅力として、照れながら甘いセリフを言うところが挙げられる。本当はそういうのをやるタイプではないのだろうけど、頑張って自分の役割を果たしているところに好感が持てるし、だからこそキュンとする。また、ファンの扱いも上手い。虜にする方法を心得ている。そりゃみんな好きになるわけだ。これは自然に会得したのだろうか。さらに、山田くんの発言を聞いていると、まったく気取ったところがない。自然体で嫌味がないのだ。そんなところも魅力なのだろう。

 

山田くんはジャニーズにおける正統派のスターであり、今後のさらなる活躍が楽しみである。そんな彼が引っ張っていくHey!Say!JUMPからも目が離せない。

*1:しかも強火が多い