ぶどう石

定点観測記録

ちょっとしたことで生活は潤う

ここ最近、機嫌よく生きている。以前ほどイライラしなくなった気がする。心だけでなく、体や肌の調子もいい。特別なことは何もしていないが、生活習慣を少し変えたので、そのおかげだと思われる。

 

①朝型に変えた

もともとどちらかといえば朝型だったのだが、7月から4時半に起きるようにした。早すぎるだろと思われるかもしれないが、たくさんの資格取得をされている方が4時半に起きて勉強していたという話を聞いたので真似してみたのだ。私も最初は続かないだろうと踏んでいたのだが、リズムが染みついたのか、平日・休日を問わず早く目が覚めるようになった。夜に資格の勉強がはかどらないことが悩みだったので、思いきって朝にやることにしたのだが、これが想像以上にはかどる。こんなことならもっと早くから導入すべきだった。朝にがんばっておくと、その日一日もうできなくても罪悪感がない。

また、夜が明けていくさまを見るのが楽しい。空の変化がとても美しいことを知った。東向きの窓の窓際に机を置いているので、朝焼けを眺めながら勉強している。だんだん明るくなって、鳥や虫の鳴き声が聞こえ始め、車や人が行き交うようになる。こうやって一日は始まっていたんだなあと新鮮に感動した。あと、勉強するとお腹がすくので、朝ごはんがおいしく感じられる。もりもり食べてしまう。

4時半に起きなければならないので、夜は10時半ごろに寝ている。こんなに早く床に入るのは、小学生以来である。早く寝るからか、体調がすこぶるいい。肌つやもよくなった。

 

②米の炊き方を変えた

土井善晴さんが紹介されていた炊き方に変えたところ、ごはんが劇的においしくなった。今まで、米のポテンシャルを十分に引き出せていなかったことに愕然とした。ごめんよ、今まで炊いた米たち。以前は夜のうちに、米と水を炊飯器にセットしてタイマーをかけておき、朝に炊きあがるようにしていた。現在は、寝る前に、研いだ米をざるにあげて(この米を洗い米という)、そのまま冷蔵庫に一晩入れておく。翌朝、吸水した状態の洗い米になっており、真っ白で美しく、手触りがとても気持ちいい。あとはこの洗い米を水と一緒に炊飯器にセットして炊くだけである。早起きになったので炊飯時間を十分確保できる。ごはんは一粒一粒が立って、つやがあり、甘みが強くなった。炊きたてのおいしいごはんを食べる朝の時間は至福のひと時である。一日を気持ちよくスタートできる。

 

③みそ汁の作り方を変えた

朝食はごはんとみそ汁と決めている。調味料の本に、みそは50℃くらいの温度でもっとも健康によい効果が引き出されると書かれていたので、煮た後しばらく置いてからみそを溶くようにした。これも米と同様、今までとまったく味が変わった。みそが持つうまみが出て、コクのあるみそ汁に仕上がった。みそ汁って、こんなにおいしくなるのか。私はいろいろ基本ができていなかったのだなと気づいた。普段、何気なくやっていることを見直してみることは大事かもしれない。

 

常備菜を作るようになった

毎日、帰宅してから夕飯を作るのが億劫だった。面倒だなあ、どうしたらましになるだろうと考えた結果、常備菜を作り置きしておけば楽になるのではないかと思い至った。元気な日や休日に常備菜をまとめて作っておいたところ、かなり楽になった。お弁当のおかずにも使えるので便利である。

 

 

⑤テレビのながら見をやめた

以前は朝の準備や家事をする際にテレビをつけっぱなしにしておくことが多かったのだが、効率が落ちるし、そこまで見なければならないものでもないので、消すことにした。すると、一つ一つの作業に集中するからか、短時間で物事がてきぱきと片付くようになった。おかげで時間が生まれ、ほかのことに充てられるようになった。

 

一つ一つは小さな変化だが、生活全体が向上した気がする。とと姉ちゃんみたいだが、当たり前の暮らしを疎かにせず、丁寧に暮らしたいと思うようになった。ちょっとしたことで随分幸せになるものだ。