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ぶどう石

定点観測記録

名義を貸してと頼まれたら

デリケートな問題なので、ややビクビクしながら書いている。

ジャニーズの規約で複数名義が禁止されていることは周知の事実である。しかし、ジャニーズファンの世界ではチケットの当選確率を上げるために、一人で複数の名義を持っている人が多く存在する。擁護するわけではないが、昨今のチケットの取りにくさを考えたら致し方ないと思う部分もある。実際問題として複数名義を持っている人が多い以上、その裏返しとして、それだけ名義を貸している人も存在するわけである。そこで、貸すことによる弊害をまとめてみることにした。今後、顔認証が本格的に導入されれば名義のトラブルはさらに増えるであろうから、それに備える意味も込めて。

複数名義に加担している以上、貸す方も悪いと言われればその通りなのだが、その話はここでは一旦置いておく。検索してみると、貸してと頼まれて困っている人は結構いるようだ。おそらく、中にはジャニーズのシステムなど何も知らないまま貸している人もいるだろう。それに、「貸してほしい」と頼まれたら、断れない人の方が多いのではないか。人からの頼みごとを断るには勇気がいる。私も名義を貸していたのだが、以下のようなことが原因で、新規入会と更新を一切断ることにした。断るのにはエネルギーを要したが、きちんと断ってよかったと思っている。

 

 

①簡易書留になってから、受取が面倒に

ジャニーズのチケットは長きにわたり、何の補償もついていない転送不要郵便で送られていたが、最近になってようやく簡易書留で配達されるようになった。チケットのような大事なものを補償なしで送るのはいかがなものかと思っていたので、簡易書留になったこと自体は歓迎する。しかし、帰宅してポストを開けて不在連絡票が入っていると、正直げんなりする。再配達の依頼をして、届くのを自宅で待たなければならない。これがなかなか面倒である。

 

②転送が面倒

受け取ったチケットを名義を貸している相手に渡さなければならない。近くに住んでいたり、頻繁に会うのなら手渡しできるが、そうでない場合は郵送する必要がある。チケットなので普通郵便で送るわけにはいかず、特殊取扱の郵便にするか、レターパックを使用することになる。となると、平日の昼に郵便局の窓口に行くか、レターパックを用意しなければならない。自分の話で悪いが、なぜか近所のコンビニはレターパックを置いておらず、ちょっと離れたコンビニまで行かないと買えない。あるいは郵便局に買いに行くか。昼休みに郵便局まで行くのはなかなか面倒である。

 

③本人確認書類の貸与

カウコンのチケットが私の名義で取れたとき、保険証を貸してほしいと頼まれた。顔写真がついていると別人であることが発覚するので、顔写真がついていない身分証が望ましく、その結果、保険証ということになる。さすがにそんなに大事なものは貸せないと断った。いくら信用できる相手であっても限度がある。実は、学生時代にも同様のことがあり*1、そのときは貸してしまった。今思うと、なんて世間知らずで危機管理能力が低いことかと呆れるが、身分証を貸すことによって生じる危険性を当時はそこまで認識していなかった。それでも、保険証が返ってくるまでは気が気ではなかった。身分証はいくらでも悪用できるものであるし、紛失されるリスクもある。絶対に貸してはいけない。こういうことは早いうちに知っておいたほうがいいと思う。

 

④ジャニーズからの郵便物を受け取るのがはずかしい

これはオタクをやめてからわかったことだが、ジャニーズからの郵便物を受け取ることは、なかなかはずかしいものである。私の場合、決してジャニーズを嫌いになったわけではないのだが、もうできるだけ関わりたくないという気持ちがあるからか、目にするだけで気分が落ちる。ましてや完全な一般人だと、人によっては心理的な負担が大きいのではないかと思われる。

 

⑤メールがうっとうしい

最近はメール申し込みが多いので、メールアドレスを登録しておかなければならない。すると、頻繁にメールがくるので少しうっとうしい。アドレスは自分のものを登録されている方もおられるだろうけど。また、登録するアドレスはフリーメールアドレス不可とされている。私は格安SIMを使っているのだが、通信事業者によってはメールアドレスを付与してくれないところがあるので、プロバイダーのアドレスを持っていなかった私は、アドレスをくれる事業者を選ばざるを得なかった。普段はgmailやLINEで事足りるため、事業者発行のアドレスはほぼジャニーズ専用となっている。

 

⑥自分で申し込まなければならないとき

これもメール申し込みの場合だが、ときどき自分で申し込んであげなければならないときがある。郵便関係に比べればましだが、やっぱりちょっと面倒。

 

 

それくらいやってあげればいいではないか、心が狭いとお思いの方もいらっしゃるかもしれないが、負担に感じる人間がいるということを知っておいてほしい。一つ一つは小さなことだが、積もり積もるとけっこうなストレスになる。親しい間柄であっても、「なぜここまでやってあげないといけないのか」「いつまでやらないといけないのか」という考えが頭をよぎる。ギブアンドテイクならまだしも、お礼がなければこちらの一方的なギブでしかない。

私自身はジャニヲタ時代、複数名義で申し込んだことがあまりなかったので、そのあたりの価値観の違いもストレス要因の一つなのだろう。基本的には、自分名義が外れたら諦めるか探すかであった(厳密にはこれもアウトだが)。余談だが、落選してもその分の手数料はきっちり取られるので、名義が多ければ多いほど損ではないかと思っていた。

他人を巻き込んでまでして、己の欲望を満たそうとするのは行き過ぎだ。個人の趣味である以上、誰にも負担をかけずに楽しんでほしい。頼む側は、相手に負担をかけることを忘れないでほしい。頼まれた側は、嫌なら嫌と言ったほうがいい。あるいは、ここまでなら協力できるけど、それ以上は無理と、あらかじめ線引きしておいてもいいかもしれない。

 

+α 

名義の貸し借りではないが、一般発売の電話の協力もなかなかの負担である。時間も電話代も取られるのだから。お願いする側は慎重にお願いするべきだし、快く引き受けてくれる人がいたら、その善意に感謝すべきである。

*1:私の名義は人のために使うとけっこう活躍する