ぶどう石

定点観測記録

KAT-TUNに思うこと

え、ドッキリ?ドッキリだよね、これ。それにしちゃ、たちが悪いけど。うそうそかわうそって言うよね?

・・・言わないんだ。本当なんだ。うそだろ。またかよ。

 

田口くん脱退を知ったときの私の反応である。最初は本気で冗談だと思った。昨日私は体調が悪かったので早く寝るつもりだった。ベストアーティストは録画してあるし、寝ようと。ところが、寝る前にうっかり携帯を見てしまい、脱退のニュースを知った。それからは寝るどころではなくなった。ベスアのかつん部分だけ観た。まじだった。パフォーマンスでの田口くん以外のメンバーは元気がなく、心ここにあらずといったふうだった。なにこれ、なんなの。

二度あることは三度あるというが、こんなことは三度もいらない。私は怒っている。一度目のときも二度目のときも怒っていた。やめるのが自担ではなかったからというのもあると思うが、私の好きなKAT-TUNを裏切ったことが許せないという気持ちが強かった。やめる側は自分本位だ。あなたにとってグループとはそれ程度のものだったのか。元SMAPの森くんのように新たな夢を見つけたからやめるのなら、応援できる。悲しいけれど、本人が選んだ道なら他人はとやかく言う資格はないし、彼の人生を決めるのは彼自身だから応援したい。でも、不祥事や方向性の違いってだめだろ。ましてや、「一人になってもKAT-TUNを続ける」「KAT-TUNでよかった」「アイドルが天職」と発言した人たちがやめるなんて。もう信じられない。

確かに、脱退に対して免疫はついた。脱退が前代未聞だった赤西のときと比べればショックは少ない。率直に言うと、またかよ、と呆れる気持ちがある。赤西がやめたことで、脱退しやすい土壌ができてしまったのではないか。同じメンバーで15周年、20周年と続けている先輩グループたちのようにどうしてなれないのだろう。どこが違うのだろう。メンバーが減るごとにグループの絆は深まったと思っていたのに。また、新体制になってからファンになってくれた人たちに同じ思いをさせてしまったことが申し訳ない。こんなことはもう起こらない、これ以上減ることはないと思っていたのに。

ここまでくると、KAT-TUNとは何なのか、という境地に至る。何をもってKAT-TUNと呼ぶのか。6人時代も5人時代も4人時代もKAT-TUN。それはそうだが、そんなことを言いたいわけではない。どんなに言いつくろっても、私が釘付けになったあの頃のKAT-TUNはもう存在しない。続けてくれているメンバーはいつだってがんばってくれている。けれど、やっぱり違うんだ。懐古厨ではないが、同じグループなのに別物として捉えないといけないのはつらい。いやでも違うことを意識してしまうから。

 

脱退があるたびに真っ先にコメントを求められるのが亀梨くんである。いったい何度彼に謝らせるつもりなんだ。これ以上背負わせないであげてくれ。いつになったら肩の荷が下りるのか。楽にしてあげてほしい。

これだけ脱退が続くと、グループのイメージダウン、信頼の低下は避けられない。メンバーは頑張ってきただけに悔しい。彼らはいつまで頑張ればいいの。3人っていくらなんでも少なすぎる。

酷なことを言うが、アイドルになったからには人生を捧げる覚悟で活動してほしい。なりたくてもなれない人、夢半ばで去って行く人がいるなかで、デビューしたあなたたちは選ばれし者なのだ。簡単にやめないでほしい。重荷になることもあるだろうが、いろんな人たちの思いを背負ってステージに立っていることを忘れないで。女子アイドルや宝塚のように卒業が前提とされていれば、ファンは覚悟できる。でも、覚悟ができていない状態で不意打ちで消えるのはやめてほしい。ずっと続けてくれると思って応援しているのだから、ショックは大きい。

「ファンはタレントについていく」とどなたかが仰っていたが、私はそうではない。薄情かもしれないが、アイドルでなくなった人、ジャニーズでなくなった人には興味がなくなる。あくまでも「ジャニーズの○○くん」が好きなのであって、アイドルをやめたり、他事務所に移籍したりした場合、もう追わない。なんだかんだジャニーズブランドは強い。ジャニーズがつくる世界が好きで、その中にいる彼が好きだったわけで、そこから外れてしまうともう違うものとして映る。 

今回の田口くんの場合、今後のビジョンがはっきりしないため、やめることにメリットがあるとは思えない。グループにいてもいろんな仕事はできるし、新たな仕事を開拓していくことだってできる。肩書きを失うことによるデメリットのほうが大きい。驚いたのは、今春から事務所と協議していたことだ。そんなに前から脱退を視野に入れていたなんて。先月は鞘師さん卒業で動揺し、今月は田口くん脱退で動揺。アイドルのファンは楽じゃない。少し休みたくなった。

 

聖が脱退したときも記事を書いた。はてなダイアリーから移行し、このブログを開設してから最初に書いた記事である。今と文体がまったく異なるのではずかしいが、またこんなエントリーを書く日が来るなんてこのときは思いもしなかった。もう書かなくてすみますように。

 

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