ぶどう石

定点観測記録

ファンの多様性(+24時間テレビの感想)

私には約4年の付き合いになるJr.担の友人がいる。先日、彼女と話していて思ったことがあるのでしたためておく。

彼女とはびっくりするくらい好みが似ており、最近気になっているというJr.を教えてくれたのだが、尽く私も好感を抱いている人たちで笑った。さすが、元同担だっただけある。

ジャニヲタや担当の定義がよく議論されているとおり、ファンのあり方は実に多種多様である。その中では、私も彼女もゆるいファンに分類されるだろう。

彼女は録画機器を所有していない。それでジャニヲタできるの!?と思われるかもしれないが、全然平気だそうだ。「現場を大事にしているから」とのこと。名言。現場重視といえども、いわゆるガッツには程遠く、無理のない程度に入っている。節度があって、軽やかだ。

私も1年前までガチヲタだったことが信じられないくらい、ゆるくなった。ツイッターをやめたところ、情報が入ってこなくなり、変な話だが解放された気分になった。便利で楽しいツールだが、情報が多すぎて追うのが苦しくなってきたのである。必要な情報は自分で取りに行けばいいと思うようになった。そのため、逃している情報はあるだろうが、まあそれはそれでいいやと思っている。

 

それぞれが、自分にとって適切な距離で楽しむことが一番だ。趣味は人生を豊かにするものであって、それによって疲弊していては元も子もない。無理はしないこと。好きなものをずっと好きでいるためにも。

 

上の話とは無関係だが、24時間テレビを初めてまともに観た*1。これが予想をはるかに超える、いい番組であった。V6とJUMPのメンバーがそれぞれの特性を生かした企画を担当し、ファンならずとも楽しめる内容だったのではないかと思う。私は闘病系のドラマがあまり得意ではないのだが、山田くんのドラマはとてもよかった。弱さを見せなかった彼が、本当は一人でとても苦しんでいたことを母親が知ったシーンでは涙が止まらなかった。また、障害を持った人たちをここぞとばかりに起用することにも抵抗があったのだが、心臓病を患っている13歳の少年が賢くてユニークで魅力的だったし、義手で和太鼓パフォーマンスに挑戦した15歳の少年もとてもしっかりしていて、こういう内容なら今後も観たいなと思った。障害だけでなく、人間性もしっかりクローズアップしている点がよかった。「感動しなければならない」ような番組ではなく、元気をもらえるような明るい番組を望む。

24時間テレビを観る気にさせてくれたV6とJUMPをはじめ、番組に携わったみなさん、いい番組をありがとうございました。お疲れさまでした。

*1:かつての自担Gがメインパーソナリティーだったときでさえ観ていない