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ぶどう石

定点観測記録

担当を振り返る~その3 元々担編~

おそらくマイファーストジャニーズは堂本剛さんなのだが、ちゃんとヲタになって担当を名乗った人は全部で3人である。今回は最後の一人、初めての担当である上田竜也さんについて書いていく。

 

私が上田さんを知ったのは高校生のとき。当時の私は芸能界にはまったく関心がなく、アニメと漫画と声優で生きていた。小学生の頃はジャニーズが好きだったが、いつのまにか興味を失い、すっかり離れていた。NEWSや関ジャニ∞がデビューしたのは知っていたが、目立つメンバー以外は知らなかった。そんなとき、たまたま観ていたMステ*1にデビュー前のKAT-TUNが出演していた。「ああ、ごくせんに出てた人たちのグループか」と思った。ごくせんは観ていたが、仁亀には興味がなく、どちらかというとほかの俳優さんのほうが好きだった。そんな感じで何の気なしに観ていたのだが、パフォーマンスが始まってすぐに衝撃を受けることになる。「なんだこれは」雷に打たれたような衝撃だった。まさに青天の霹靂。無意識のうちに正座し、食い入るように観ていた。ジャニーズらしからぬ風貌、ロック調の曲、セクシーなダンス。何もかもが、私が抱いていたジャニーズのイメージとは異なっていた。なんなのこの人たち。今のジャニーズってこんなんなの。こんなのありなの。好きか嫌いかという以前に、なんかわからんが新しいと思った。その中に一人、性別がよくわからない人がおり、釘づけになった。「何なの、この男か女かわからん人」これが上田さんなのだが、そのときの上田さんは黒髪を後ろで一つにまとめてクリップで留めており、花魁みたいだった。こんな髪型をしている人、男の人では見たことがなかった。しかもそれが違和感なく似合っているのだ。なんかよくわからんけどKAT-TUNすげーと思った。曲が気に入ったのと、男か女かわからん人に興味を持ったのでKAT-TUNについて調べてみようと思った。

 

何年ぶりに見たのかわからないアイドル雑誌で、上田さんが当時21歳だと知って驚いた。てっきり10代だと思っていた。仁亀よりも年上なのか。そうやってちょこちょこ調べたり、テレビを観たりしてどんどんハマっていった。上田さんはもちろん、KAT-TUNそのものが好きになっていった。どのメンバーも魅力的だった。私のアニヲタ友達がたまたま元ジャニヲタの元田口担で、KAT-TUNにハマった旨を伝えると、ファーストコンのVHS(時代…)を貸してくれた。これがまたよかった。ステージで泣きじゃくる上田さんを観て、「この人めっちゃかわいいやんか…」と思いながら一緒に泣いた。その友達には「なんでよりによって上田なん」と言われたが(超失礼)、私にはとても魅力的だったのである。そんな感じでどんどんKAT-TUNにハマっていき、ほかのジャニーズにも興味を持ち始め、いつのまにか二次元から遠ざかり、立派にジャニヲタとして歩み始めていた。

それから次に担降りするまで6年間上田さん一筋だった。全人類で上田さんが一番好きだと言っていた時期もあった。今になって振り返ると、ちょっとどうかしていたと思うが。そんな上田さんの魅力をまとめてみる。

 

①卓越したセルフプロデュース能力

上田さんの最大の魅力はその独自の世界観である。彼のソロ曲の世界観は徹底的に作りこまれており、自分のソロに他のメンバーは参加させたくないというこだわりっぷりである。作る音楽のジャンルは多岐にわたっているが、どれもセンスを感じる。特に歌詞が独特で、寓話を用いたりしていて真似できないなと感じる。彼は過去に2回ソロコンを行っているのだが、その世界観を爆発させており、KAT-TUNのステージとはまったく異なるものだった。ジャニーズというよりはV系に近く、ゴシック調で欧風の世界。2回目のソロコンは洋館がモチーフだった。映像にも凝っており、ストーリー性があって楽しめた。中性的なビジュアルがマッチしていて、自分の魅せ方をわかっていると感じた。何かの雑誌で「自身が王子であり、姫でもある」と評されていて、そのとおりだと思った。そんなことができる人はほかにいないだろう。映像化されていないのが非常に残念である。いい曲がたくさんあるのに音源化されていないのはもったいない。

 

②変化し続けるキャラ

上田さんのビジュアルの変遷はすさまじい。本当に同一人物なのかと疑ってしまう。私は中性的な雰囲気の時期が一番好きだったのだが、今はむしろ男っぽくなっている。どれが本当なんだという問題ではなく、どれもが本当なのだろう。そのときの彼がそれであるのなら、それが本当なのである。いい加減落ちつけよという気もするのだが、今度は何になるのだろうという楽しみがある。カメレオンみたいである。

 

③素直な性格

外見はころころ変わるのだが、中身は変わらないところに安堵する。上田さんは素直で純粋である。そしてちょっと天然である。ファーストコンで泣いていたと書いたが、自身のソロコンでも泣いていた。KAT-TUNのツアーと並行して行っていたため準備期間が短く、かなり無理のあるスケジュールだったので相当不安だったらしい。公式サイトの日記でもその不安を吐露していた。そしてソロコンオーラス。終盤のあいさつで、不安だった日々のことを泣きながら話していた。プロなんだからそんな姿は見せてはいけないという人もいるだろうけれど、偽りなくファンと向き合ってくれているんだと思えて私はうれしかった。そういう不器用なところがいとしかったし、この人のファンでよかったなと心から思えた瞬間だった。

 

④ロバ丸

ロバ丸とは、上田さんと中丸さんのシンメの愛称である。KAT-TUNに現存する唯一のシンメである。この二人の関係は、なんというかいろいろ次元を超えているので私が書くのは畏れ多いのだが、怖いほど深くつながっている。二人がシンメだと感じることはあまりなかったのだけど、最近Jr.時代の過去映像を見たりすると、まぎれもなくシンメであった。同い年でKAT-TUN結成前から仲が良く、一緒にデビューし、すべての苦楽を共にしてきた。二人で旅行に行ったり、中丸さんの上田さんへの発言が尋常ではなかったり、我々がむやみに立ち入ってはいけないような雰囲気がある。ただのシンメでも仲間でも友達でもない。かといって腐女子向けのものでもない。二人の関係にあてはまる言葉が現時点では存在しないような気がする。KAT-TUNメンバーはどの組み合わせもそれぞれおもしろいのだが、ロバ丸の特別感は群を抜いている。

 

上田さんに出会わなければ私はジャニーズを知ることはなかった。こんなにキラキラまぶしい世界を教えてくれた上田さんにはいくら感謝してもしきれない。初めてKAT-TUNのライブに行ったとき、そこにKAT-TUNがいるんだ、同じ空間にいるんだ、こんな世界が本当にあるんだととても感動したのを覚えている。一緒に行った友達と「すごいねすごいね」と彼らの一挙手一投足にいちいち感動していた。あの頃のように純粋に感動できなくなってしまったことが少しさびしいが、その後もたくさんの素晴らしいステージを観ることができ、ジャニヲタになって本当によかったと思っている。

 

こうして振り返ってみて、どの担当も全力で好きだったなと再確認した。誰が一番好きだったのかなんていうのは愚問。そのときはその人が一番好きだったのだ。それ以上の真理はない。大好きだと思える人たちに出会えて幸せである。

 

*1:なぜMステを観ていたのか謎