ぶどう石

定点観測記録

久しぶりにコンサートへ行ってきた

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

いやー、今年のカウコンはよかったですね!!史上最高だったのでは。グループチェンジもツーショットも修二と彰も胸熱だった。個人的には、年男の重岡くんとその親友である健人くんとのツーショットを見たかったが。あと、少人数でも年男ユニットで1曲くらいは歌ってほしかった。でも、それを差し引いてもなお充実した内容だった。カウコンのみならず、嵐旅館のジャニーズ匠の会もおもしろかったし、ほんの一瞬だが紅白に自担が出ていたし、なかなかよい年末年始だった。

そんな年末の12月30日、私は1年半ぶりにコンサートへ行った。JUMPの京セラ公演である。近年はバックのJr.目当てで行くことが多かったので、純粋にメイン目当てでコンサートに行くのは2年前のKAT-TUNのカウコン以来である。奇しくもカウコン。おかしな話だが、メインの人たちを見に行くというのが一周回って新鮮だった。

JUMP関連の現場はSUMMARY、JWなどは行ったことがあるものの、ちゃんとしたコンサートには実は一度も行ったことがなかった。本格的にJUMPにハマってから、一度は行ってみたいと思っていたものの、ツアーには行けずじまいだった。今年は無理だったが、またいつか行けたらと考えていた。そんな折、京セラでの単独カウコンの知らせが舞い込んできた。今年中にJUMPを見られる⁉これは行くしかない。遠征はもうしないと固く誓っている関西在住の私にとって、会場が大阪というのは大変ありがたかった。行けると決まってからはわくわくしていた。仕事納めの日なんて完全に浮かれていた。たぶん5センチくらい宙に浮いていた。

グッズを買うつもりだったのだが、あまりのグッズ列の長さに撃沈。開演が差し迫っている時間帯で、これほど並んでいるのは初めて見た。並ぶ気力はなかったので、すごすごと会場入りした。JUMP人気が本物であることを実感した。

コンサートはとても楽しかった。ペンラもうちわも持っていなかったので、若干手持ち無沙汰だったが、そんなことはほとんど気にならなかった。ただただ楽しかった。確か「Ready Go」のときだったと思うが、「JUMPちゃん、こんなに立派になってよかったねえ…」と急に胸に迫ってきて、涙がにじんだ。びっくりした。意味が分からなかった。突如、親のような感情が込み上げてきたのである。全然泣くような曲ではない。むしろ明るい曲なのに、なぜ。そのあと、ああ、コンサートって楽しいな、幸せだなとじーんとした。

 ツアーでセトリ落ちしていたという「Fever」が入ったのはうれしかった。カウコンでお祭りソングをやらなかったら、いつやるんだよっていうね。そのほか、「Chiku Taku」「Ignition」が印象的だった。「Very Very Happy」のとき、一緒に行った母が「天使ちゃんやな…」とつぶやいた。そう、この日の同行者は、ブログにたびたび登場しているわが母である。当初は一人で、あるいは誰か友達を誘って行く予定だった。ところが、軽い気持ちで母に声をかけたところ、思いのほか乗り気だったので、結局二人で行くことになった。それにしても、天使ちゃんって。しかし、母の言うとおり、白い衣装を身にまとったJUMPは、まさしく天使のようなたたずまいで神々しかった。アイドルの人を見ると、たまに「発光している」と感じるときがあるのだが、このときのJUMPはかなり光を放っていた。日陰の身にとってはまぶしすぎるほどだった。

終演後、有岡くんが好きな母が「どれが有岡くんか、あんまりわからんかった」と言った。しまった。有岡くんがオレンジ色だということを事前に知らせておくべきだった。しかし、終始楽しんでいたようなので、嵐のツアーが全滅だった母に多少は親孝行できたのではないかと思う。余談だが、母の友人の大野担の方も有岡くんが好きらしい。マダム受けがいいようだ。パズドラのなんとタイムリーなことよ。JUMP、着実に浸透してきている。

「キミアトラクション」での有岡くんの言葉を借りれば、みんなちがって、みんなよかった。美しい、かわいい、かっこいいで満ち溢れていた。まだまだ改善の余地はあるけれども、十分満足のいく公演だった。来たかいがあった。念願のJUMPコンに参加できて、素敵な年の締めくくりとなった。

31日は家でおとなしく、テレビの前で年を越した。様々なグループのファンのうちわが映し出されるカウコンの映像が好きだ。観ているだけで、こちらまで楽しくなる。ジャニーズの面々のみならず、ジャニヲタも一堂に会するといった雰囲気がいい。やはり、これを見ないと年を越せない。

 

 定期的でなくていいから、また、ふらっとコンサートに行こう。そう決めたお正月でした。

私の2015年アイドル5大ニュース

今年も残すところあとわずかとなった。少し早いが今年の総まとめをしようと思う。この1年に起こったアイドルに関する出来事で印象的だったものトップ5を挙げてみる。ひょっとすると、あと2週間ほどでまだ何かが起こるかもしれないが、とりあえず。あくまで私個人の印象に残ったことなので、世間とは大きくかけ離れている可能性大。

 

 

 

 

第5位 東京女子流 いきなりアーティスト宣言

 

私が初めて本気でハマった女子アイドル(と呼んでいいのかわからない)である東京女子流が1月、「アイドルをやめてアーティストになる」と発表した。女子流はルックスもパフォーマンスもハイレベルで、楽曲がおしゃれで凝っているので好きだった。ところが、ここにきて突然のアーティスト宣言。今まで歌ってきたアイドルっぽい曲は封印し、アイドルフェスやイベントへの参加もしないとのこと。別にアイドルだろうがアーティストだろうがどっちでもいいが、それを判断するのは受け手なのでは。「私たちはアーティストです」と押し付けられるのは、なんだかなあと思った。何より、今までの曲を歌わないなんてファンを置いてけぼりにするのもいいところである*1。何がアイドルで何がアーティストかという議論はよくされるけれども、結局アイドルを下に見ている印象を受けるから嫌な感じがするのだ。なお、女子流は現在メンバーが一人欠けた状態で、先行きは不透明である。好きだっただけに残念*2。また浮上してくれたらいいのだけど。

 

 

 

第4位 阿部亮平さん みごと気象予報士合格!

 

私の結婚したいジャニーズNo.1である阿部亮平さんが気象予報士試験に合格された。同時に岸本くんも合格し、大変な快挙である。多忙な中、仕事と学業の両立でさえ難しいのに、さらに気象予報士の勉強までしていたというのだからすごい。しかも、受験を周りには内緒にしていたところがかっこいい。亮平さんといえば、Jr.の活動を半年休んで受験勉強に専念し、一般入試で上智大に合格したという功績がある。立派である。努力の人である。見習わないと。尊敬しているので、年下だが「さん」づけしている。そのうえ理系。好きしかない。実は過去に一度、亮平さんのことをほんの少し書いたことがある。万が一興味のある方がおられましたら、探してみてください。ヒントは1年前の今頃。

 

 

 

第3位 エース鞘師さん 年内に卒業

 

12月8日の武道館公演でモーニング娘。としての単独公演は終わった。WSで観た鞘師ちゃんは清々しそうで、救われた。平日公演は地方民には厳しいので、せめてライビュには行くつもりだったのだが、よりによって研修が入って行けなくなった。くっそ、なんでよりによって…!!リアルタイムで見届けることができなかったのは悔しいが、とてもいいライブだったようだ。早く映像をフルで観たい。また、鞘師ちゃん卒業シングルのMVが全員かわいくて美しくて、ばばあは泣いた。どこを見ても美しい子しかいないんですよ。


モーニング娘。'15『ENDLESS SKY』(Morning Musume。'15[ENDLESS SKY]) (Promotion Edit)

 

卒業まであと少し、最後まで突っ走ってほしい。卒業発表時は不安だったが、今は鞘師ちゃんの未来もモーニング娘。の未来も楽しみである。

 

 

 

第2位 じゅんの なんでやめんねん

 

あえてゆるい見出しにしておく。ツッコミでもしておかないとやってられない。この件についてはもう散々書き散らしたので割愛させていただく。いまだに脱退の理由が明らかにされず、ジャニーさんまで知らないというのだから不可解なこと極まりない。3人のKAT-TUNを想像したら、やっぱりつらくなる。

 

 

 

第1位 ついに伊野尾くんの時代が到来

 

いろいろあったが、今年はこれに尽きる。今年を象徴するジャニーズはいのちゃんで間違いないかと。今までの干されっぷりを一気に挽回するかのような活躍で、1年間ずっと、コンスタントに目にした。もっと人気が出ていいはずだと思ってきたけれど、まさかここまで人気が出るとは思わなかった。彼のポテンシャルを甘く見ていた。以前「世間にいのちゃんの美しさを知らしめたい」と書いたことがあるのだが、実現してしまった。先輩にも芸能人にも見初められ、一般人にも見つかりつつある。また、絶妙なキャラクターを確立し、いろんなところで爪痕を残しまくった。爪痕どころではない。番宣でもないのにバラエティに出ていたりするのでびっくりする。非常にバラエティ向きなのは各テレビ局に知れ渡りつつあると思うので、そろそろレギュラーがくればいいな。いのちゃんのみならず、今年はJUMPが飛躍した年である。来年はもっと個人個人にスポットが当たってほしい。個人的にはゅぅゃをもっと推してほしいところ。

 

 

 

来年はどんな年になるのだろうか。想像もしないようなことが起きるかもしれない。できれば、悲しいことは起こらないでほしいが。アイドルを応援しているとつらいこともあるが、それでもやはり楽しさと幸せが勝つ。だから、応援し続けるのだろう。

今年は私個人にとってはとてもいい年だった。当ブログに関することで言うと、読んでくださる方が大幅に増えた。有名ヲタではないし、ツイッターもやっていないのに、記事を更新するごとに少しずつ読者登録してくださる方が増え、今でも信じられない気持ちである。ありがとうございます。スターやコメントもとてもうれしいです。自分の書いたものを読んでくれている人が確かにいるんだなあと実感できるので。

確認したら、去年は1年間に9回しか書いていないのに、今年は39回も書いている(笑)書く意欲が高まった年でもあったようだ。来年も好きなことを好きなように好きなときに書いていきたい。来年もよろしくお願いいたします。(とかいっておきながら、年内にまだ更新するかもしれない)

*1:封印していた曲を6月のライブで歌ったとき、本人たちはとてもうれしそうだったらしい。本当は歌いたいんじゃないか

*2:女子流の周りの大人は信用できない…

少し落ち着いて

前回は感情のままに辛辣なことを書いてしまった。まだもやもやしているが、少し冷静になってきたので今の気持ちを書いておく。

KAT-TUNの中で、ここ数年でもっとも成長したのは田口くんだと思っている。もともと上手いダンスにさらに磨きがかかり、歌が格段に上手くなった。パフォーマンスではつい目を奪われた。長い手足を惜しみなく使ったダイナミックなダンスは他にあまり見たことがない。ダンスが上手いといわれる人は小柄な人が多いので、大柄でダンスを武器にできる田口くんは貴重だと思う。間違いなくパフォーマンスの中核を担う重要なメンバーだった。また、憎めないキャラクターでみんなから愛され、やわらかい空気を作ってくれていた。彼の存在に何度救われたことか。ジャニーズ感が強くないおかげでいろんな役がはまり、ドラマでおいしい役をやっている彼に癒やされた。いつも明るくて、イケメンなのにギャグばかり言って周りを笑わせて、パフォーマンスではかっこよくて、どう考えてもアイドル向きの人だ。

もう何を言っても無駄なのはわかっているが、手放すなんてもったいない。好きだった職業をやめてまで得るもの、大事なものって何。どうしてもやめないといけないんだろうか。だめだ、つい説教くさくなってしまう。

脱退を知ったときは「ふざけるな!いい加減にしろ!」と憤慨していたのだが、今は寂しい気持ちでいっぱいである。怒るのも、好きだから怒るのだ。興味がなかったら怒らない。iPodをシャッフルしたら見事にKAT-TUNの曲ばかり出てきて、どれもかっこよくていい曲だった。ああ、好きだと思った。これから先、KAT-TUNほど夢中になるグループには出会わないだろうと思った。好きなアイドルは他にもいる。けれど、KAT-TUNは私にとって伝説のような特別な存在で唯一無二だ。何度も書いているが、本当に人生を変えてくれたんですよ。コンサートに行った回数も買ったCDやDVDの数も最多。好きだった時間も最も長い。自分の人生を語るうえで、なくてはならない存在である。
そのKAT-TUNがどんどん変わっていくのがつらかったし耐えられなかった。距離を置いた時期もある。でも、今年に入ってやっぱりいいなと思い直したところだったのだ。少プレくらいでしか目にする機会はなかったが、いつも楽しみにしていた。

赤西がやめたときは脱退なんてことが起こり得るのかと衝撃を受けたものの、やる気がないのはわかっていたので、仕方ないかと受け入れられた。聖のときは「何やってんだよ」と怒り、ファンへの言葉を最も口にしていただけに幻滅した。
これら前のケースとは異なり、今回は気持ちのやり場がわからない。だからもやもやしている。怒りも悲しみもあるが、それ以上に喪失感が大きい。いなくなることが信じられない。考え得る限りで一番しっくりくる言葉は「無念」である。なんとかならなかったのか。あと数ヶ月、どんな気持ちで彼を見ればいいのだろう。猶予があることがいいのか悪いのかわからない。やめるとわかっている人をどう見ればいいのか。笑顔で送り出すことなどできそうにない。他のメンバーはどんな気持ちで過ごすのだろう。わからないことだらけだ。

こんなに何日も引きずるのはひさしぶりだ。集中しているとき以外、田口くんのことを考えてしまう。思った以上にダメージを受けている。そのせいで、資格の勉強がちっともはかどらない。どうしてくれるんだ。落ち込んだときは有岡くんを観て元気を出すようにしているのだが、さすがに今回ばかりは有岡くんでも効かなかった*1。アイドルで負った傷をアイドルで癒やすのは難しい。なんだかジャニーズの人を見るのも今はいやになってしまった。ベスアはじめ、録画がたまっているが当分観られそうにない。しばらくは触れないでおこうと思う。たまたま明日は京都で寺巡りをするので、仏像に癒やされてこよう。

*1:普段は効果てきめん。元気が出るのでおすすめ

KAT-TUNに思うこと

え、ドッキリ?ドッキリだよね、これ。それにしちゃ、たちが悪いけど。うそうそかわうそって言うよね?

・・・言わないんだ。本当なんだ。うそだろ。またかよ。

 

田口くん脱退を知ったときの私の反応である。最初は本気で冗談だと思った。昨日私は体調が悪かったので早く寝るつもりだった。ベストアーティストは録画してあるし、寝ようと。ところが、寝る前にうっかり携帯を見てしまい、脱退のニュースを知った。それからは寝るどころではなくなった。ベスアのかつん部分だけ観た。まじだった。パフォーマンスでの田口くん以外のメンバーは元気がなく、心ここにあらずといったふうだった。なにこれ、なんなの。

二度あることは三度あるというが、こんなことは三度もいらない。私は怒っている。一度目のときも二度目のときも怒っていた。やめるのが自担ではなかったからというのもあると思うが、私の好きなKAT-TUNを裏切ったことが許せないという気持ちが強かった。やめる側は自分本位だ。あなたにとってグループとはそれ程度のものだったのか。元SMAPの森くんのように新たな夢を見つけたからやめるのなら、応援できる。悲しいけれど、本人が選んだ道なら他人はとやかく言う資格はないし、彼の人生を決めるのは彼自身だから応援したい。でも、不祥事や方向性の違いってだめだろ。ましてや、「一人になってもKAT-TUNを続ける」「KAT-TUNでよかった」「アイドルが天職」と発言した人たちがやめるなんて。もう信じられない。

確かに、脱退に対して免疫はついた。脱退が前代未聞だった赤西のときと比べればショックは少ない。率直に言うと、またかよ、と呆れる気持ちがある。赤西がやめたことで、脱退しやすい土壌ができてしまったのではないか。同じメンバーで15周年、20周年と続けている先輩グループたちのようにどうしてなれないのだろう。どこが違うのだろう。メンバーが減るごとにグループの絆は深まったと思っていたのに。また、新体制になってからファンになってくれた人たちに同じ思いをさせてしまったことが申し訳ない。こんなことはもう起こらない、これ以上減ることはないと思っていたのに。

ここまでくると、KAT-TUNとは何なのか、という境地に至る。何をもってKAT-TUNと呼ぶのか。6人時代も5人時代も4人時代もKAT-TUN。それはそうだが、そんなことを言いたいわけではない。どんなに言いつくろっても、私が釘付けになったあの頃のKAT-TUNはもう存在しない。続けてくれているメンバーはいつだってがんばってくれている。けれど、やっぱり違うんだ。懐古厨ではないが、同じグループなのに別物として捉えないといけないのはつらい。いやでも違うことを意識してしまうから。

 

脱退があるたびに真っ先にコメントを求められるのが亀梨くんである。いったい何度彼に謝らせるつもりなんだ。これ以上背負わせないであげてくれ。いつになったら肩の荷が下りるのか。楽にしてあげてほしい。

これだけ脱退が続くと、グループのイメージダウン、信頼の低下は避けられない。メンバーは頑張ってきただけに悔しい。彼らはいつまで頑張ればいいの。3人っていくらなんでも少なすぎる。

酷なことを言うが、アイドルになったからには人生を捧げる覚悟で活動してほしい。なりたくてもなれない人、夢半ばで去って行く人がいるなかで、デビューしたあなたたちは選ばれし者なのだ。簡単にやめないでほしい。重荷になることもあるだろうが、いろんな人たちの思いを背負ってステージに立っていることを忘れないで。女子アイドルや宝塚のように卒業が前提とされていれば、ファンは覚悟できる。でも、覚悟ができていない状態で不意打ちで消えるのはやめてほしい。ずっと続けてくれると思って応援しているのだから、ショックは大きい。

「ファンはタレントについていく」とどなたかが仰っていたが、私はそうではない。薄情かもしれないが、アイドルでなくなった人、ジャニーズでなくなった人には興味がなくなる。あくまでも「ジャニーズの○○くん」が好きなのであって、アイドルをやめたり、他事務所に移籍したりした場合、もう追わない。なんだかんだジャニーズブランドは強い。ジャニーズがつくる世界が好きで、その中にいる彼が好きだったわけで、そこから外れてしまうともう違うものとして映る。 

今回の田口くんの場合、今後のビジョンがはっきりしないため、やめることにメリットがあるとは思えない。グループにいてもいろんな仕事はできるし、新たな仕事を開拓していくことだってできる。肩書きを失うことによるデメリットのほうが大きい。驚いたのは、今春から事務所と協議していたことだ。そんなに前から脱退を視野に入れていたなんて。先月は鞘師さん卒業で動揺し、今月は田口くん脱退で動揺。アイドルのファンは楽じゃない。少し休みたくなった。

 

聖が脱退したときも記事を書いた。はてなダイアリーから移行し、このブログを開設してから最初に書いた記事である。今と文体がまったく異なるのではずかしいが、またこんなエントリーを書く日が来るなんてこのときは思いもしなかった。もう書かなくてすみますように。

 

moon-drop.hatenadiary.com

 

ハマったもの年表を作ってみたー子ども時代の自分との再会

先日、三浦しをんさんの「ふむふむーおしえて、お仕事!」という本を読んだ。少し変わった職業に就く女性へのインタビュー集である。「活版技師」「女流義太夫三味線」「現場監督」…世の中にはこんな仕事があるのだなあと、知らない世界をのぞき見したようでおもしろかった。

 

ふむふむ―おしえて、お仕事!

ふむふむ―おしえて、お仕事!

 

 

中でもおもしろかったのが、「フィギュア企画開発」の女性の話。彼女はおもちゃ会社でフィギュアの開発に取り組まれているのだが、その話に登場したあるものに興味を惹かれた。それは、「玩具生い立ち年表」。部署のメンバーが各々の詳細な年表を作成するそうだ。楽しそう。自身が好きだったおもちゃを振り返って仕事に生かすなんて、ロマンがある。

そこで私も作ってみようと思った。玩具ではなく、自分がこれまでハマってきたものの一覧表であるが。あらゆるジャンルに手を出してきたヲタク人生をここらで振り返ってみようかと。実は以前にも似たようなものを作ろうとしたことがあったのだが、面倒くさくなってやめた。これはいい機会だと思い、今回は自分の記憶を洗い出して本気で作ることにした。

 

で、完成したのがこちら

 

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なんだ、ほとんど隠れていて見えないじゃないかと思われそうだが、さすがに内容をお見せするのは恥ずかしいのでご了承いただきたい。年齢まで隠してしまったが、年長組の5~6歳から現在までの年表である。われわれ世代の女性の子ども時代を象徴するものといえば、「美少女戦士セーラームーン」と「SPEED」だと思うが、例に漏れず私の年表もセーラームーンから始まっており、小学生のときはSPEEDに憧れていた。

 

人生の分岐点

うっすら赤く見えるのは、私の人生を大きく変えた「鋼の錬金術師」と「KAT-TUN」である。ここが人生の分岐点といっていい。特に鋼前と後では生活が一変した。それまでも少年ジャンプ系をはじめ、漫画は好きだったし、アニメも時々観ていたため、どちらかというと二次元好きではあったが、これといった趣味はなく(中高生の頃はなぜかあまり読書をしなかった)日々なんとなく生きていた。何が楽しくて生きていたのか、今となってはまったく思い出せない。学校は嫌いではなかったが、楽しいというほどでもなかった。そんなときに出会ったのが鋼だった。あまり見たことのないダークな世界観と美しい画に惹かれ、アニメが放送される土曜を楽しみに一週間を乗り切っていた。土曜は朝からそわそわし、開始30分前にはスタンバイ。高校受験が迫ってくると原作のコミックスを開封しないまま本棚に隠し、受験が終わったら読もうと決めた。受験当日は、試験終了後、一直線に家に帰ってカバーを破って読みふけった。

そして、高校生になるとヲタク仲間ができて二次元漬けの日々を送ることになる。2004年の欄が大きくなっているが、このときがヲタクピーク時。アニメばかり観て、漫画ばかり読んで、声優のラジオばかり聴いていた。自分で一週間のラジオの番組表を作り、毎日誰かのラジオを聴いていた。

しかし、高2の春に思いがけぬ出会いがあり、状況は一変する。たまたま観た歌番組に出演していたKAT-TUNに釘付けになり、ジャニヲタになってしまったのである。その後はV系、若手俳優、女子アイドル、宝塚などにも手を出し、一通りのジャンルを渡り歩いた。鋼以降は常に何かに夢中だった。無趣味なんて今では考えられない。

 

小学生の頃の愛読書

しまった。書きたいのはこんな最近のことではない。いや、全然最近でもないが。年表を作っていて一番楽しかったのは、小学生のゾーンである。資料が自分の記憶しかないため抜け落ちているものもあるだろうが、ぽつぽつと思い出し、案外覚えているものだと驚いた。特に本。ああ、そういえばこんな本が好きだったなあと思い出し、また読みたくなった。高学年の頃に特に好きだったのが「少年探偵シリーズ」「名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズ」「怪談レストランシリーズ」である。この頃は「名探偵コナン」もよく読んでいたので、探偵物が好きだったのだろう。

「少年探偵」は怪人二十面相明智小五郎、少年探偵団を軸とした江戸川乱歩の作品である。表紙のやや古臭いタッチのイラストがほどよく不気味で魅力があった。二十面相は悪い奴の美術品しか盗まない、実はいい奴である。そして何より、私は彼の逃げ方が好きだった。夜に黒い気球に乗って逃げるのである(!)*1。いやいや、これ捕まるやろ~と笑いながらも、話としてとてもおもしろかったので好きだった。

夢水清志郎」は講談社の青い鳥文庫から出ているシリーズで、私はこの青い鳥文庫が大好きだった。書店に行くと必ず青い鳥文庫のコーナーへ向かい、おもしろい本がないか探していた。名作が多いので、今の子どもたちにもぜひとも読んでもらいたい。大人が読んでも楽しめること請け合い。サイトを見てみると、私が読者だった時代よりもずっと進化しているようだ。読みたくなったので、今日図書館で借りてきた。

aoitori.kodansha.co.jp

 「怪談レストラン」は帰り道に歩きながら読んでいた。持ちやすいので歩きながら読むのに適していたのである。私は学校で最も家が遠かったので、途中で友達と別れ、そこからは一人で帰らざるを得なかったのだが、その一人歩きの時間のお供が「怪談レストラン」だった。田舎でめったに車が通らないので、田んぼに落ちないようにさえ気をつけていれば、歩きながら読むことは容易かった。だんだんと日が落ちていく中で読むと怖さが増した。このシリーズはさほど怖い話ではないのだが、人家がないところを通るときに読むと気味が悪くてけっこう怖かった。

 

なんとなく作ってみた年表だが、過去の自分に再会したようで楽しかった。昔愛読していた本をまた読みたくなるという収穫まであった。いろいろなものにハマってきた節操のない自分に苦笑いしつつも、これら一つ一つが今の自分を作ってくれたのだと思うと感慨深い。どれが欠けても違う人間になっていただろう。悔やまれるのは、10代のころにあまり本を読まなかったことである。もっと読んでいれば、また違っただろう。この年表は思い出すごとに更新していくので、本当の意味での完成はない。上の画像を作った後にも追加して更新した。自分は隠しておいてなんだが、他の人の年表を見てみたいなと思った。人によって、ゲーム・映画・音楽など項目も違ってくるだろう。人生を彩ってきたものたちは愛しい。それらに感謝して、また頑張って生きようと思った。これからはどんなものに出会い、ハマるのか楽しみだ。

 

怪人二十面相 (少年探偵・江戸川乱歩)

怪人二十面相 (少年探偵・江戸川乱歩)

 

 

 

そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノ-ト (講談社青い鳥文庫)

そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノ-ト (講談社青い鳥文庫)

 

 

  

幽霊屋敷レストラン (怪談レストラン)

幽霊屋敷レストラン (怪談レストラン)

 

 

*1:KAT-TUNが2012年のCHAINコンのアンコールで黒い気球に乗って登場したとき、「二十面相かよ」と思ったのは私だけだろうか…

エースの卒業と真田幸村博

まさか、娘。についてブログを書いた翌日にエースが卒業発表するなんて。

あまりにも突然のことで理解が追いつかなかった。初めは驚きが大きすぎて思考停止していたのだけど、じわじわショックが膨れ上がってきて、発表翌日の金曜の夜は完全に沈んでいた。彼女の卒業の理由についてはさまざまな憶測が飛び交っており、私たちは真相を知ることができないが、彼女のメンタルが限界だったのはおそらく事実だと思われる。

鞘師里保ちゃんはまちがいなくエースだった。私は他の子を推しているが、エースと言ったら鞘師ちゃんしかいない。娘。に興味を持ち始め、鞘師ちゃんを初めて見たとき、今までにいなかったタイプのエースだと感じた。外見は派手ではないが、惹きつけるオーラがあり、エースであることには納得がいった。「Password is0」の鞘師ちゃんは司令官のようでかっこいい。

エースとは、えてして孤独だ。重圧の大きさは計り知れない。彼女は真面目で繊細な印象があったので、一人で抱えていたのだろう。私はそこが悔しかった。もっとメンバーを頼ってほしかった。彼女にしかわからない苦しみはあるに違いないが、吐き出す場所があれば状況は変わっていたのではないか。ほかのメンバーは彼女のことを尊敬しているし、全力でサポートしただろう。エースをメンバーが支える。それがグループだと思う。鞘師ちゃんを見ていて思い起こすのは山田くんである。ほかのメンバーが彼を支え、彼自身もメンバーを信頼しているのがわかる今のJUMPの関係は理想的だと思う。今は個々のメンバーも活躍の場を広げ、山田くんが背負ってきた重圧がやわらいできたように感じる。それでも彼がエースであることに変わりはなくて、グループの中心には彼がいてほしい。それでこそエースである。娘。もそうなってほしかった。誰が悪いわけでもないが、鞘師ちゃんを支える基盤としてはグループがまだ弱かったのかと思うと悔しい。

鞘師ちゃんの今後も娘。の今後も正直心配である。私は彼女がいるモーニング娘。でトップを取ってほしかった。それまでは続けてほしかった。と同時に、フォーメーションダンスでは彼女のダンスの才能を十分に発揮しきれないとも感じていたので、自らのダンススキルを高めるために早々に留学することは必要だとも思っている。何が正解かわからないが、とにかく残り2カ月は悔いなく頑張ってほしい。そして、エースがいなくなったグループをどうしていくか。各分野で秀でたメンバーはいるものの、総合的な力を持つメンバーは現時点では浮かばない。最新曲でいろいろな形を試していたのはこのためだったのかもしれない。どう変化していくのか不安はあるが楽しみでもある。モーニング娘。は変化し続けてきたグループなのだから。私はこれからも彼女たちを見守りたい。

まあそんなふうにもやもやしていたのだが、土曜に友人と「真田幸村博」に行ってすっかり元気になった。大坂の陣から400年になるのを記念して大阪・天王寺で開かれたイベントである。このイベントの開催が決定した後に来年の大河ドラマの主人公が幸村だと発表されたそうで、絶好のタイミングといえる。天王寺もってるな。幸村好きの友人に誘われて行ったのだが、私自身はそれほど歴史に詳しいわけではないので、事前に幸村について予習して臨んだ。予習していったことで一層楽しめた。

飲食ブースで昼間からビールを飲んでいたところ、たまたま隣の席にこのイベントの主催者である偉い方たちが来られて、なぜか私たちは意気投合し、おごってもらった(笑)イベントには私が好きな声優さんが出演することになっていたのだが、その企画の発案者が天王寺区長だと聞かされた。区長自身はその場に居合わせなかったが、偉いおじさまに「人気ある人らしいね」と言われたので、「めちゃくちゃ人気あります!」と2人同時に答えた。友人「この子はファンで」私「はい。10年ファンです!」と言っておいた。そこで、はっとした。正確には10年以上ファンなのだが、よく考えてみると私が10年もファンをやっているのは、この声優さんと伊野尾くんだけである。すげえな、この2人。

そしてお待ちかねの声優さんによるスペシャルステージ。めちゃくちゃよかった。声がよすぎる。これで無料なんていいのだろうか。今年の春にその声優さんが出演する朗読劇を観に行ったときも思ったのだが、人間、好きなものはそんなに変わらないんだなということ。一旦好きになったら、よほどのことがないかぎりずっと好きなんだろうなと。たとえば、担降りしても私は元担のことを嫌いにはならない。一番でなくなっても、やはり特別な目で見続ける。今までいろんなものにハマってきたが、すぐに飽きたものも多い。その中で長く好きでいられるものは、自分にとって本物というか、なくてはならない存在なのだろう。それほど好きなものがあって私は幸せ者だ。

で、やっと本題なのだが、声優さん熱が再燃してしまった。私はこの方を人としてもとても尊敬しており、こんな人と結婚したいとずっと思っている。まだ当分は結婚したくないが、こんな人がいたらこちらから結婚を申し込みたい。どこに行けばそんな人と出会えるのだろう。 話がそれた。帰宅してからこの声優さんのキャラソンを聴き直し、「ぎゃーやっぱりいい声(;_:)」と感動し、今現在この気持ちの高ぶりをどこに持っていけばいいのかわからなくなっている。とりあえず、今までより力を入れて追おうと決めた。根がヲタク気質なので追いたくなるのだ。最近はJUMPと娘。をゆるく追っているくらいだったので、新たな追っかけ対象を見つけてそわそわしている。無理せずほどほどに追いたい。

いつにもまして、とっ散らかった文章になってしまった。自分でも何が書きたいのかよくわからないが、書いて落ち着いたのでよしとする。あとから読み返したら、なんだこれと思いそう。読むほうはいい迷惑ですね。貴重なお時間を頂戴して申し訳ありません。

 

最後に、この声優さんとは諏訪部順一さんのことです。

イベントが終わってからカラオケに行き、うたプリガンダムテニプリの曲を歌って締めくくった。諏訪部さんが声を担当している神宮寺レンくん*1が映るたびに「ぎゃーレンくんかっこいい(;_;)」と騒ぐアラサー女たちであった。

*1:いつも思うのだが、非常にキンプリ感のある名前ですよね

関ジャムのモーニング娘。密着から学んだこと

先日放送された関ジャムにモーニング娘。'15が出演した。ジャニーズとハロプロをこよなく愛する私にとって、大変うれしい出来事であった。立て続けにテレビ番組を賞賛する記事を書いているが、毎日世界に感謝せざるをえない。

村上さんと安田さんとのコラボは素晴らしく、お二人とも本気で挑んで下さって感謝しかない。黄金期の曲ではなく「What is LOVE?」だったのがうれしい。ありがとうございました。メンバーの佐藤優樹(まさき)ちゃん(以下、まーちゃん)が「やしゅだしゃん」と噛んだのをうまく拾ってくれた安田さんの優しさに惚れた。

しかし、コラボ以上に印象に残ったのは娘。に密着した映像である。娘。は上下関係が厳しいことで有名。年齢に関係なく、先に加入した人が先輩であり、必ず敬語を使わなければならない。弁当は先輩から選ぶなど、規律が徹底されている。ほかのメンバーが楽屋に入れるよう、最年少の羽賀朱音ちゃんがドアを押さえてずっと立っていたことにわりと衝撃を受けた。

さらに衝撃的だったのはライブの反省会の様子。前述のまーちゃんが先輩からミスを指摘されるのだが、これがなかなか厳しい。さながら体育会系の部活のよう。娘。のメンバーは普段は先輩後輩関係なく仲がいいので正直驚いた。いつも天真爛漫なまーちゃんがおとなしくなっていて胸が詰まった。私が彼女くらいの年齢だったら泣くかもしれない。それくらいはりつめた空気だった。その後、最も後輩である12期メンバーも注意され、牧野真莉愛ちゃんは悔し涙を流していた。

しかし、これは必要なことなのだろう。仲がいいと、ややもすればなあなあになるおそれがある。注意しあうことがなくなれば、全体のレベルが下がってしまう。けじめをつけているから高いレベルのパフォーマンスを維持できているのだろう。仲の良さと厳しい上下関係は相対立しない。適度な緊張感があるから全員が真剣に取り組み、その結果、グループのレベルは向上する。これについていけない時点で失格だろうし、食らいつく根性のない人はそもそもメンバーに選ばれないだろう。意味のあるタテ社会だから受け継がれているのだと思った。先輩より先に集合しなければならないという伝統はなくしてもいいと思うけど…

舞台裏を見て、モーニング娘。って厳しいんだなと思われた方が多いと思うので、真莉愛ちゃんがリーダーの譜久村聖(みずき)ちゃんについて語った心温まるエピソードを紹介しておく。

メールをしてても、いつもすごい長文で返してくれるんですよ。「さっきほめるの忘れちゃったんだけど」からはじまって、「さっきの牧野ちゃん、歌詞によって表情変えてるところ良かったと思った」って言ってくださったり。 (LoGiRL 2015/4/13)

きちんとほめてくれる先輩って素敵だなあと胸が熱くなった。しっかり見てくれているのがわかる。人をほめることは、誰にでもできることではない。悪いところは注意するが、いいところは評価する。ふくちゃんがリーダーでよかった。優しくて頼もしいリーダーである。

 

普段のメンバーはこんな感じ。みんな無邪気でとってもかわいい。女同士だといろいろドロドロがありがちだが、娘。の子たちはそういうものを感じさせない。そこがいい。

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かっこいい最新シングル曲も観て下さい。このPVは好きすぎて永遠に観ていられる。あまり貼りすぎるのもどうかと思ったので割愛したが、ほかの曲もいいのでぜひ観てほしい。

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スタジオのトークで生田衣梨奈ちゃんと石田亜佑美ちゃんの「スベリーズ」と呼ばれるコンビがおいしかったのが個人的にはとてもうれしかった。二人ともすべりキャラだからスベリーズ。一番好きなコンビで、二人が絡んでくれるだけでテンションが上がる。プライベートでは仲良く、私の画像フォルダには二人のツーショットがわんさかある。

あと、話は変わるが、最近よく、工藤遥ちゃんと伊野尾くんは似ているなと感じる。どちらもその圧倒的なビジュアルを武器に世間に見つかりつつある。上のPVでセンターにいるショートヘアの子が遥ちゃんなのだが、美しすぎやありませんか?言うまでもなく、私は両者の顔に魅了されているうちの一人なのだけど、一瞬にして目を引くビジュアルの持ち主は貴重だし、そういうメンバーがいるのはグループにとっても強みだと思う。

ちなみにすごくどうでもいいが、以前にこんな記事を書いておきながら、あのあと心境が変わって、今は羽賀朱音ちゃんを推している。娘。は本当にみんなかわいくて魅力的なのでまた変わるかもしれない。箱推しと名乗るほうがいいような気もする。今回の番組を通して彼女たちの真摯な姿を目の当たりにし、改めて大好きだなと思った。